2021.01.10

ブルズとの接戦を制したレイカーズ、ローテーションの変化にレブロン「僕らは異なるラインナップに慣れようとしている」

試合を決定づけるレイアップを沈めたレブロン[写真]=Getty Images
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異なるローテーションで安定した戦績を記録しているレイカーズ

 1月9日(現地時間8日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズはシカゴ・ブルズとホームで対戦。試合序盤から大差がつくことなく、終盤まで接戦となった。しかし試合時間残り1分を切った場面でレブロン・ジェームズがドライビングレイアップを、新加入のデニス・シュルーダーがフリースローを1本決めて逃げ切り、117-115で勝利を収めた。

 普段はスターターを務めるアンソニー・デイビスケンテイビアス・コールドウェル・ポープはケガで欠場したが、この勝利で今季の戦績を7勝3敗にしたレイカーズ。オフシーズンが短かった影響もあり、主力選手たちが大事を取って欠場しているが、安定した戦績を記録しているのは見事だろう。

 ここまでの10試合でローテーションが変化し続けているなか、28得点7リバウンド7アシストを記録したレブロンは、「最初の10試合をとおして、僕たちは“Bプラス”のバスケットボールをプレーしている。それに関してはまったく問題ない」と、試合後にレイカーズの戦いぶりを評価。「僕らは異なるラインナップに慣れようとしている。そのなかでも悪くはないプレーができているよ。もっと良くなりたいね」と、コメントした。

 またレイカーズ番記者のライアン・ワード記者によれば、指揮官であるフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)がカイル・クーズマの活躍ぶりについて、「クーズマは本当に多彩な才能を持つ選手だ」と称賛。今季のクーズマは出場した10試合のなかでスターターを4回務めるなど、欠場者がいるなかで変則的なローテーションで活躍。キャッチアンドシュートから放たれる3ポイントシュートはキャリアハイの平均38.3パーセントを記録し、トランジションではレイアップをフィニッシュ。敵のマークを引きつけてアシストも記録し、ディフェンスではブロックショットも披露している。「そんな彼を我々はとても気に入っているよ。試合で彼がもたらしてくれるその多彩さは、これまでも我々にとって非常に計り知れないものなんだ」と、高く評価している。

 今季2連覇を目指すレイカーズはまだシーズン序盤ではあるものの、健康状態を維持しながら盤石に戦うことができている。今後チームの完成度がどこまで高まっていくのか注目していきたい。

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