1月14日(現地時間13日、日付は以下同)に『ESPN』と『The Athletic』が合意と報じた4チーム間の超大型トレードで、ビクター・オラディポはインディアナ・ペイサーズからヒューストン・ロケッツへ移籍することとなった。
現時点でロケッツは3勝6敗でウェスタン・カンファレンス14位に沈んでいるものの、ロースターには平均22.6得点9.5リバウンド1.6ブロックを記録するビッグマンのクリスチャン・ウッドや、平均18.6得点4.7リバウンド5.1アシスト1.3スティールを残す司令塔のジョン・ウォール、スコアラーのエリック・ゴードン(同14.3得点)、名脇役のPJ・タッカーといった役者がおり、一度波に乗れば挽回可能な戦力を有している。
ペイサーズで約3シーズン過ごしたオラディポは、28歳の元オールスターガード。膝のケガによって昨季までの2シーズンは欠場が多かったものの、今季はここまで9試合の出場で平均20.0得点5.7リバウンド4.2アシスト1.7スティールを残している実力者だ。
ところが、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるガードは、ペイサーズからトレードされることを望んでいたと報じられていたものの、ロケッツは希望する移籍先ではなかったという。
『The Ringer』のケビン・オコナー記者は、情報筋から得たものとして、オラディポが依然としてマイアミ・ヒートへ加入したいと望んでおり、3月26日のトレードデッドラインまでにロケッツからトレードされるかもしれないと報じた。
今季終了後、ヒートがFAとなるオラディポ獲得に動くだろうという報道はこれまでもあったのだが、昨季NBAファイナルまで勝ち進んだチームがシーズン中にロースターへメスを入れるかどうかは微妙。
そのため、4勝5敗のチーム成績が今後悪化、または主力の長期離脱でもない限り、ヒートがこれからオラディポ獲得に動くことはないのではないだろうか。