2021.01.17

2連勝から4連敗を喫したブルズ。「彼らは勝ち方を学んでいるところだ」と指揮官

4連敗を喫したブルズ[写真]=Getty Images
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 ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)を招へいして迎えた今季、シカゴ・ブルズは開幕3連敗でスタート後に迎えた5試合で4勝をマーク。1月6日(現地時間5日、日付は以下同)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦ではザック・ラヴィーンの3ポイント、コービー・ホワイトのフリースローで逃げ切っていた。

 ところが、翌戦からブルズはいずれも4点差以内で黒星を重ねて4連敗。16日に行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦では、第3クォーター序盤に22点、第4クォーター残り1分56秒の時点で10点をリードしていた。

 だがそこからサンダーの猛攻に遭い、残り16.4秒にシェイ・ギルジャス・アレキサンダーに3ポイントプレーを決められて延長に持ち込まれ、延長残り5.2秒にジョージ・ヒルのフリースロー1本が決まって125-127と2点ビハインドを背負うと、最後はラヴィーンの3ポイントが外れて大逆転負け。

 サンダー戦終了後、ドノバンHCは「ハードにプレーするグループ。彼らはいいグループだよ。皆が勝ちたがっている。でも彼らは勝ち方を知らない。それを学んでいるところなんだ」と切り出し、こう続けた。

「3つのことをしなければ、このリーグで勝利するというのは本当に難しいことなんだ。それはフリースロー、リバウンド争い、あとはターンオーバーによる争いを制すること。だから本当に難しいんだ。我々としては、シーズンを通してターンオーバーの部分で(相手に)やられてしまっている」。

 この試合でブルズがターンオーバーを24本喫したのに対し、サンダーは11本。前者は後半以降に17本も記録しており、後者はわずか4本に抑えていたことが大きな要因となったのだろう。

 『ESPN Stats & Info』によると、ここ5年間のレギュレーションにおいて、残り2分で10点以上のビハインドを背負っていたケースは2930チームあり、そこから逆転したのはわずか1チーム。確率にして0.0003パーセントだった。

 16日終了時点で、ブルズはイースタン・カンファレンス12位の4勝8敗。だがこの経験を糧に学び、勝負どころで勝ち切れるチームへと成長を遂げれば、まだまだ挽回することは可能だろう。

 ドノバンHCがブルズの選手たちをどのように指導し、チームとして強くしていくか。今後の戦いぶりに注目していきたい。

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