1月21日(現地時間20日)、ブルックリン・ネッツがクリーブランド・キャバリアーズと対戦した。
この試合の注目は何といっても、“BIG3”のそろい踏み。カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデン、ケビン・デュラントという破壊力抜群のトリオが初めてスターティングメンバーに並んだ。
そのネッツは、アービングがチーム初得点を挙げ、同じく先発したデアンドレ・ジョーダンやジェフ・グリーンがポイントを奪取するが、ハーデンとデュラントは第1クォーターでは沈黙。1点も挙げられずに第1クォーターを終えたうえ、23-28とキャバリアーズにリードを許した。
だが、第2クォーター序盤にデュラントがこの日初得点を挙げると、尻上がりに調子を上げてシュートを沈めていく。対するキャバリアーズも、たジャレット・アレンとトーリアン・プリンスが古巣相手に奮闘し、試合はシーソーゲームに。結局、49-51とキャバリアーズがリードを守って前半が終了した。
後半に入ってもシーソーゲームの様相は変わらず、キャバリアーズがアンドレ・ドラモンドのインサイドアタックで得点を積み重ねると、ネッツもようやく本調子となったハーデンがアウトサイドからシュートを沈めて追いすがる。しかし、第3クォーター終盤にキャバリアーズが小気味よくポイントを奪取し、78-87とリードを広げて最終クォーターへ突入。
第4クォーターに入ってもキャバリアーズが優位に試合を進め、残り7分16秒の時点で92-104と10点差以上のリードをつけるが、デュラントとハーデンがスリーポイントシュートを射抜いてリズムを掴み、残り1分8秒に113-113と同点に追いつく。その後両者ともスコアは動かず延長戦へ。
延長戦ではアービングの3ポイントシュート、デュラントの2ポイントが立て続けに決まり、113-118とネッツがリードし、以降ネッツのペースで試合が進む。残り8秒で124-127とネッツが3点差をつけるが、キャバリアーズのコリン・セクストンが土壇場で3ポイントシュートを沈めて追いつき、勝負は2度目の延長戦へと持ち越された。
雌雄を決する2度目の延長戦は、劇的なシュートを決めたセクストンの『独壇場』となった。3ポイントシュートが面白いように決まり、1度目の延長戦で決めた土壇場のスリーポイントシュートを含め18連続得点を記録。まさしく一人で試合を決める格好となった。キャバリアーズが135-147と熱戦を制した。
試合を決定づける活躍を披露したセクストンは、キャリアハイとなる42得点を記録。一方のネッツは、デュラントが38得点、アービングが37得点、ハーデンが21得点を決めたが、セクストンの前に敗れた。
■試合結果
クリーブランド・キャバリアーズ 147-135 ブルックリン・ネッツ
CLE|28|23|36|26|14|20|=147
BKN|23|26|29|35|14|8|=135