不要になったジェームズ・ハーデンのジャージを渡すと無料で洗車ができるサービスが話題

ハーデンのジャージを持っていくと洗車が無料になるサービスが話題に[写真]=Getty Images

 今シーズン最大のトレードでブルックリン・ネッツに移籍したジェームズ・ハーデン。いよいよカイリー・アービングもチームに合流し、最恐のビッグ3はこれから、どのようなケミストリーを構築するのだろうか。

 一方、ハーデンの抜けたヒューストン・ロケッツは、シーズン前に加入したジョン・ウォールデマーカス・カズンズに加え、ハーデンの放出によりインディアナ・ペイサーズからビクター・オラディポを獲得することに成功。セルフィッシュなプレーヤーが抜けた新生ロケッツもまた、ネッツに引けを取らない楽しみな存在となった。

 現在、ロケッツファンが頭を悩ませているのは、過去に購入したハーデンのジャージの処遇だろう。好き勝手するだけしてチームを去った元エースのジャージは、コレクションとして保管するか、処分するかの二択を迫られている。

 しかし、地元ヒューストンの洗車スタンド「iCARWASH」では、そんなロケッツファンの悩みを解消するべく、ハーデンのジャージとの交換で無料でクルマを洗車できるサービスを提供。店頭の電光掲示板には「ハーデンがトレードされた。あばよ」というメッセージを掲げ、訪れたファンたちは背番号13のジャージをスタッフに手渡し、洗車を受けている。

 地元メディア『ABC13』は、実際に「iCARWASH」に訪れたロケッツファンたちを直撃し、彼らのハーデン移籍に対する率直な感想を尋ねた。

「ハーデンは、チームを見捨てました。そして、もっと大事にすべきファンさえも。これ以上言うことはないでしょう、彼は腰抜け野郎です」

「私はただ、ロケッツを愛しています。今はすごく心を痛めているけど、移籍のニュースを聞いた時は『もう限界だ』と察していました。だから、今はこの痛みをヒューストンのみんなと分かち合うと同時に、このジャージをゴミとして捨てるしかないんです」

「僕たちはクリス・ポール(フェニックス・サンズ)やラッセル・ウェストブルック(ワシントン・ウィザーズ)と同じく、記憶に残るプレーヤーを失いました。いいチームでした。ハーデンは、彼がボールを共有したくないために彼らを追い出しましたが、彼は今、その代償を払うことになりました」

 現状、怒りが収まらないファンもいれば、エースを失い傷心しているファンもいるというところだろうか。

 ちなみに、ハーデンはチームに置き土産は残さなかったものの、ヒューストンに自身が経営するレストラン『Thirteen by James Harden』のオープンを予定している。すでにVIPを招いてのプレビューが開催され、店内や料理の様子も公開されているが、白状にもチームを去ったハーデンのレストランに、地元民たちが足を運ぶのかはいささか疑問だ。

 なお、現在のスケジュールでは、3月4日(現地時間3日)にロケッツ対ネッツの一戦が予定されている。ハーデンがどのような態度で試合に臨むのか、古巣対決が待ち遠しい。

 文=Meiji
 
 

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