2021.01.24

ウェスト12位に沈むキングスが技巧派PFのネマニャ・ビエリツァのトレードを模索か

キングス在籍3年目のビエリツァ[写真]=Getty Images
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 1月23日(現地時間22日、日付は以下同)。サクラメント・キングスは103-94でニューヨーク・ニックスを下して連敗を4でストップした。

 開幕4試合で3勝をあげたキングスだが、その後は黒星先行となってしまい、同日終了時点でウェスタン・カンファレンス12位の6勝10敗と不振に陥っている。

 そんななか、23日に地元メディア『The Sacramento Bee』のジェイソン・アンダーソン記者が報じたのは、キングスが現在ネマニャ・ビエリツァのトレードを模索していることだった。

 昨季までの2シーズン、キングスで先発パワーフォワードを務めていたビエリツァは、セルビア出身の技巧派。昨季はいずれもキャリアハイとなる平均27.9分11.5得点6.4リバウンド2.8アシストを残していたものの、今季はここまでベンチスタートとして10試合に出場し、平均15.1分6.6得点3.6リバウンド1.9アシストと出番は減少。

 ここ6試合にいたっては試合に出場すらしていない。チーム側は欠場の要因についてビエリツァ自身の個人的な問題を引き合いに出しているものの、本人の周りから得た情報では何の問題もないと同記者は報じており、なんとも微妙な状態が続いている。

 キングスは昨年のドラフト前後でビエリツァをトレードし、ディアロン・フォックスとフィットする新戦力獲得を狙ったものの失敗。現在もセルビア出身のフォワードに関するトレードを狙っているという。

 キャリア6年目をプレーする32歳のフォワードの契約は今季限り。キングスにはリショーン・ホームズ、マービン・バグリー3世に加え、ハリソン・バーンズもパワーフォワードへとスライドできるため、ローテーションしていくうえで、ビエリツァ不在でも戦えるということなのだろう。

 とはいえ、トレード先を探すのであれば、ビエリツァを出場させて健康体でプレーできるコンディションにあることを示していく必要がありそう。特に今季はディフェンシブ・レーティングでリーグワースト(119.7)に沈んでいるだけに、ディフェンスに定評のある選手を加えたいところだ。

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