2021.02.06

オールスター開催についてレブロンが率直な思いを語る「エナジーもないし興奮もない」

オールスターゲーム開催についてレブロンがコメント[写真]=Getty Images
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当初のオールスター中止から一転、開催となったことで「まるでひどい仕打ちを受けたようなものだ」とレブロン

 2月5日(現地時間4日、日付は以下同)。NBAとNBA選手会(NBPA)が合意に達したことで、3月8日にアトランタでオールスターゲームを開催することとなった。

 5日に発表された今年のオールスターゲームのファン投票の途中経過第1弾で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズはウェスタン・カンファレンス最多、リーグ全体でもブルックリン・ネッツのケビン・デュラント(230万2705票)に次ぐ2位の228万8676票を得ていた。

 ところが、5日のデンバー・ナゲッツ戦で27得点10リバウンド10アシストのトリプルダブルをマークして114-93で勝利後、レブロンは「今年のオールスターゲームに関して言えば、俺はエナジーもなければ、興奮もない。どうしてオールスターゲームを開催するのかさえ、俺には分からないね」と発言。

 キャリア2年目から昨季まで、16年連続でオールスターに選ばれているレブロンは、3度もMVPに輝いており、今年も間違いなく選出されると断言できるほどのスーパースター。例年、オールスターに出場できることについて感謝を述べているだけに、今年の球宴開催に対して疑問を抱いているのは意外だった。

 とはいえ、レブロン率いるレイカーズは昨季のNBAファイナルでマイアミ・ヒートを4勝2敗で下して自身4度目の優勝を飾るも、約2か月後に新シーズンが開幕。レギュラーシーズンが通常の82試合ではなく72試合に短縮されたとはいえ、ハードなスケジュールをこなしており、ここまで毎試合に出場しているため、オールスターゲーム開催は「話が違う」ということなのだろう。

「俺やチームメートたちにとっては、71日間という短いオフシーズンだった。で、俺たちは今シーズンを迎え、オールスターゲームは開催しないと聞かされていた。だから(3月の)5日から10日(日本時間6日から11日)にちょっと休暇をとれると思っていた。俺としてはシーズン後半戦に向けて再調整する機会と捉えていたんだ。チームメートたちもそう。リーグにいる何人かの選手たちもそうだと思う」。

 レブロンは今年のオールスターゲーム開催について自身の思いを語ると、「そして彼ら(リーグ)は俺たちへオールスターゲームを持ち込んできた。まるでひどい仕打ちを受けたようなものだ」と続けた。

 バスケットボール界で“キング”として君臨するレブロン。今年のオールスターゲームは小規模になると現地メディアが報じているものの、出場となればその前後でプロフェッショナルとしての対応が求められるだけに、当初のように休暇をとることはさすがに難しい。

 これまでオールスターゲームも毎年プレーしてきたレブロンだが、今年は初めて出場を辞退する可能性もあると言っていいだろう。

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