2021.02.15

ウィザーズの指揮官とエースがセルティックス戦での八村へコメント…「塁の今シーズンのベストゲームの一つ」

写真は1月12日(現地11日)のフェニックス・サンズ戦[写真]=Getty Images
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 2月15日(現地時間14日)、ワシントン・ウィザーズがホームでボストン・セルティックスと対戦。八村塁は22分間の出場で4つのダンクを含む15得点4リバウンドをマークし、チームも104-91で勝利。今季7勝目を挙げた。

 ウィザーズのスコット・ブルックスHCは「塁の今シーズンのベストゲームの一つだった。ただミドルレンジを打つのではなく、リムアタックすること。フリースローを貰うこと。そしてディフェンス面で貢献すること。それが今日はしっかりできた」とコメント。

 一方でブルックスHCは「今日はディフェンス面でとてもアクティブだった。しかし、スイッチした時の小さい選手や大きい選手に対するディフェンスの向上は必要。塁は時々、30センチ位離れてクローズアウトする悪い癖がある。リーグには優秀なシューターがたくさんいるので、それではやられてしまう。今日は1プレー以外すべてが良いクローズアウトだった」と八村の出来を褒めつつ、課題も口にした。

 エースのブラッドリー・ビールは「塁はまだ1シーズン分の試合数にも到達していないが、試合を重ねるごとに余裕ができてきたのだと思う。同じチームと何度も対戦するので、相手選手の傾向などが分かってきたり、いろいろ見えてくるんだ」とリーグの先輩としてコメント。

 さらにビールは「塁本人が昨日の練習で『僕は1番から5番まで守れる』と言ったくらいだから、その期待に答えなければいけない。彼はその自覚を持ち始めていて、今日はその意識で戦った。スイッチした度にスタンスに入って守りまくった」とブルックスHC同様に八村のディフェンス面での貢献について語った。

 ビールは最後に「塁はものすごく成長した。リバウンド力もあって、可能性は無限大。彼の魅力はマルチだということ。オフェンス、ディフェンス両方できるし、3ポイント、ミドルレンジ、ポストからも得点ができる。リング周りにも強く、まだまだ成長の余地はある」と2年目の八村の成長に期待を寄せた。

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