2月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦。シカゴ・ブルズは延長の末に120-112で下し、今季戦績をイースタン・カンファレンス9位の11勝15敗とした。
この試合、ブルズではエースのザック・ラヴィーンがゲームハイの30得点に9リバウンド、コービー・ホワイトが19得点7リバウンド8アシスト、ギャレット・テンプルが16得点をあげるなど、計7選手が2ケタ得点。
プレーオフ出場圏内にいる8位のトロント・ラプターズ(12勝15敗)と0.5ゲーム差にいるブルズにおいて、ラヴィーンはペイサーズ戦後にベテランのサディアス・ヤングを称賛していた。
「サドはここまで、俺にとってはこのチームのMVPだ。平均でトリプルダブルに近い数字を残すこともできる。ディフェンス面では俺たちのミスを埋め合わせてくれるし、毎晩リーグでもベストなビッグマンたちをガードしている。彼はアンダーサイズ(203センチ106キロ)ではあるけど、ビッグマン相手にどうプレーすればいいのかを知っている。彼の存在はすごく大きい」。
ブルズ在籍2年目、NBAキャリア14年目のベテランは、今季平均25.8分11.3得点5.6リバウンド4.3アシスト1.4スティールにフィールドゴール成功率59.7パーセントという高確率を残しており、平均アシスト数は自己最高。
ペイサーズ戦では13得点11リバウンド4アシスト2スティールと多方面で活躍して勝利に貢献。オフェンシブ・リバウンド5本はゲームハイだった。先発センターを務めるウェンデル・カーターJr.はこう話す。
「彼は驚異的な選手。ベテランとして、ゲームのことだけを考えているんだ。ゲームをスローダウンさせることができる。それがものすごく印象的だね。僕が欠場している時、彼のことを観ていて特にそう思ったよ。彼はすばらしい選手だし、このリーグでどのようにして長くプレーしてきたかを見ることができた」。
4シーズンぶりのプレーオフ進出を狙うブルズにとって、攻防両面に渡って仕事をこなすベテランの存在は、ラヴィーンやカーターJr.が話しているように大きいに違いない。ベンチから自身の役割を遂行するヤングの貢献度も見逃してはならない。