2月24日(現地時間23日)、ワシントン・ウィザーズはロサンゼルス・クリッパーズと対戦。この試合ではウィザーズの八村塁とクリッパーズのカワイ・レナードのマッチアップが注目され、ゲーム前にスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)も「カワイは止めるのが難しい。塁はなんとか抜かれないように精一杯やらないといけない」と答えていた。
第1クォーター、まずはポール・ジョージが八村に対してバックスクリーンをかけると、ここでマークマンをスイッチしたブラッドリー・ビールがレナードとマッチアップ。レナードはサイズのミスマッチを利用してポストプレーに移行すると、ミドルレンジジャンパーを決める。八村は次のポゼッションではコーナーのレナードに注意を払い、またトップオブザキーへと駆け上がる彼のマークを緩めることはなかった。
しかしジョージの3ポイントシュート、サージ・イバカのインサイドのショットやジャンパーなどが決まり、主導権は徐々にクリッパーズへ。レナードも八村のディフェンスをスクリーンで交わし、フリーでアウトサイドシュート、スイッチさせてミスマッチを攻めるなど対応していく。対して八村もジャンプシュートとコーナースリーをヒットさせたが、前半は55ー72とクリッパーズに大きなリードを許した。
逆転を目指し後半に臨んだウィザーズ。しかし開始早々、クリッパーズのニコラ・バトゥームのスクリーンによって八村のレナードへのマークは引きはがされ、代わりにギャリソン・マシューズがスイッチ。これに対してレナードはターンアラウンドからポンプフェイクで交わすと、バスケットカウントを獲得した。
その後もジョージの3ポイントやパトリック・ビバリーのレイアップなど、攻撃の手を緩めないクリッパーズ。またレナードのディフェンスに関して、八村とマシューズのスイッチディフェンスがコミュニケーション不足により機能せず、フリーでプルアップスリーを決められる場面もあった。その直後にビールがドライビングレイアップからバスケットカウント、八村も負けじと3ポイントとジャンパーを決めてみせた。しかし前半のリードを詰めることができず、ウィザーズは116ー135でクリッパーズに敗れた。
勝利したクリッパーズはレナードが32得点4アシスト、ジョージが30得点6リバウンドを記録。ウィザーズはビールが28得点10アシスト、ラッセル・ウェストブルックが20得点9リバウンド10アシスト、八村が10得点9リバウンドをマークしたが、6連勝達成とはならなかった。