2021.02.24

ブレイザーズ戦を制したナゲッツがNBA新記録、48分間でターンオーバーを1回に抑える

第4Qに大暴れして勝利へと導いたマレー[写真]=Getty Images
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試合はマレーが第4クォーターだけで19得点を荒稼ぎしてナゲッツに軍配

「俺がターンオーバーしたの? 調子が悪かったからね。チームで俺がターンオーバーを1回したのか。そりゃクレイジーなことだね」。

 2月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれたポートランド・トレイルブレイザーズ対デンバー・ナゲッツによる一戦は、ナゲッツが第4クォーター中盤から8連続得点を奪って抜け出し、111-106で勝利。

 この試合を終えたナゲッツのジャマール・マレーはそう語り、NBA新記録を樹立したことを「クレイジーなこと」と評した。

 それもそのはず。ナゲッツは48分間でターンオーバーをわずか1回しか記録しなかったのである。これはもちろん、1試合におけるターンオーバー数としてはNBA史上最少となる新記録。

 ブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)は「確かターンオーバー1回というのは見たことがある。でも思い出せないな。相手はボールを大切に回していた。あのチームの2人のベストプレーヤーがボールをうまく扱っていたよ」と称えていた。

 ナゲッツはニコラ・ヨキッチとマレーという2枚看板の2メンゲームを中心にゲームを組み立てており、この試合を迎える前の時点で両選手合わせて平均5.5本のターンオーバーを記録していたのだが、この日はなんとチーム全体でわずか1回に抑え、今季17勝目(14敗)をあげたのである。

 マレーは第2クォーターにボールを失ってしまい、この試合でチーム唯一のターンオーバーを喫したほか、第3クォーター終了時点でフィールドゴール8投中成功わずか1本の5得点と、本人が言うようにショットが不調だった。

 ところが、第4クォーターに3本の3ポイント成功を含む19得点と大暴れし、勝利に大きく貢献。試合全体で24得点5リバウンド8アシスト2スティールを残している。

 なお、ナゲッツではヨキッチがゲームハイの41得点に5リバウンド5アシスト、マイケル・ポーターJr.が12得点10リバウンド、ジーク・ナジが10得点を記録した。

 一方のブレイザーズでは、デイミアン・リラードが25得点7リバウンド13アシスト、熟練のプレーで次々とショットを沈めたカーメロ・アンソニーが24得点、ギャリー・トレントJr.が18得点、デリック・ジョーンズJr.が18得点3ブロックを残すも、3連敗となった。

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