2021.02.26

シモンズ、ドンチッチという元新人王が対決、負けず嫌いな両選手が残した言葉とは?

イースト首位のシクサーズに挑んだマブス[写真]=Getty Images
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試合に勝利したシモンズは「俺はただ自分自身のプレーをしただけ」
敗れたドンチッチは「誰がついていようと、注意を払うことはない」

 2月26日(現地時間25日、日付は以下同)。イースタン・カンファレンス首位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズが、ホームでルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックスを迎え撃った。

 試合は111-97でホームのシクサーズが勝利。ペイントエリアの得点で50-26、ファストブレイクによる得点でも24-7とマブスを圧倒したシクサーズでは、ジョエル・エンビード(23得点9リバウンド4アシスト)、ベン・シモンズ(15得点7アシスト2スティール)というオールスターデュオが活躍。

 さらにはセス・カリーが15得点3スティール、ドワイト・ハワードが14得点8リバウンド3ブロック、シェイク・ミルトンが10得点6アシスト、フルカン・コルクマズが9得点と続いた。

「俺はリーグベストのディフェンシブプレーヤー。1番から5番までガードできる」と豪語していたシモンズは、昨季オールディフェンシブファーストチームにも選ばれた実力者。前半にドンチッチをフィールドゴール33.3%(3/9)へと抑え込む好ディフェンスを見せ、「ベンが雰囲気を作ってくれた」とドック・リバースHC(ヘッドコーチ)からも称賛されていた。

「俺はただ自分自身のプレーをしただけ。俺の仕事をしたんだ。俺はそういったチャレンジが好きだ。誰をガードするのか教えてくれるだけでいい」と手ごたえを感じていた様子。

 一方、この試合で19得点4アシストにターンオーバー7本を喫してしまったドンチッチは、今季平均スタッツ(28.9得点9.2アシスト4.2ターンオーバー)を大きく下回ったものの、試合に敗れたことが悔しかったのか、『ESPN』へこう漏らしていた。

「誰がついていようと、僕が注意を払うことは本当にない。自分のゲームをするだけ。いいプレーができる日もあるし、悪い日もあるということ」。

 シモンズ(2018年)とドンチッチ(19年)は、共に新人王を獲得した経験を持ち、所属チームをプレーオフへと導いた実績もあるリーグ有数の若手スター。この試合ではシクサーズに最大26点もリードを許す悔しい展開となったこともあり、ドンチッチは意地でもシモンズの名を挙げたくなかったのだろう。

 とはいえ、オーストラリア出身の超大型ポイントガード(211センチ108キロ)のシモンズと、スロベニア出身の人気と実力、華やかさも兼備したオールラウンダーのドンチッチによるマッチアップは見ごたえあること間違いなし。

 両選手にはチームを勝利へと導くべく、今後も激しいマッチアップを繰り広げてほしいものである。

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