2月28日（現地時間27日）、ワシントン・ウィザーズはミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。この試合ではウィザーズの主力であるブラッドリー・ビールとラッセル・ウェストブルックの2人が優れた記録を樹立してチームに貢献した。

　第1クォーター、まず最初は八村塁がウェストブルックからパスを受け取ると、ショートコーナーで左手からフックシュートを成功。さらにビールのアシストでレイアップを決めるなど八村は連続得点。モリッツ・ワグナーも2連続で3ポイントシュートを決めるなど、ウィザーズは立ち上がりから好調なオフェンスをみせた。

　しかし対するウルブズもジャレット・カルバーのドライブからのダンク、アンソニー・エドワーズのドライビングレイアップなどで応戦。カール・アンソニー・タウンズも3ポイントを沈めて若手選手が活躍したことで、前半は大きく点差が広がることはなかった。スコアは52ー54でウィザーズが2点リードでハーフタイムへ。

　後半からウィザーズが試合の主導権を握っていくことに。第3クォーターが開始するとビールはドライブからファウルを引き出し、バスケットカウントのフリースローも成功。フローターも沈めて勢いに乗り始めると、今度はウェストブルックがトランジションでワンハンドダンクをたたき込んだ。さらにビールはウルブズのジョシュ・オコーギーからオフェンスファウルを誘うなど、ディフェンスでも輝いた。第3クォーター終了時点でウルブズから17点リードを奪ったウィザーズは、このまま逆転を許さずペースを維持し続け、最終的に112ー128で勝利した。

　勝利したウィザーズはビールが34得点8リバウンド6アシストを記録。日本語版ウィザーズ公式ツイッターによれば、ビールは2000年以降の記録において、開幕最初の30試合で30得点以上を20回記録した5人目の選手になったという。同記録を達成しているのは、ジェームズ・ハーデン（ブルックリン・ネッツ）、アレン・アイバーソン（元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか）、カーメロ・アンソニー（ポートランド・トレイルブレイザーズ）、レブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）のみ。

【記録メモ✍️】

ブラッドリー ビール選手は今季29試合出場で30得点以上を20度記録。2000年以降では出場した最初の30試合で30得点以上を20度達成するのは5人目（ハーデン、アイバーソン、アンソニー、ジェームズ）。#ウィザーズ | @RealDealBeal23 pic.twitter.com/Gv025kQyDn

— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) February 28, 2021

　ビールに続いてウェストブルックは19得点14リバウンド12アシストを記録。今季10度目のトリプルダブルを達成したが、1シーズンにおいてウィザーズのチーム史上最多記録だという。また八村も6得点6リバウンド2アシストをマークした。

　敗れたウルブズはタウンズが23得点11リバウンド、エドワーズが21得点6リバウンドを記録した。

■試合結果
ミネソタ・ティンバーウルブズ 112－128 ワシントン・ウィザーズ
MIN｜29｜23｜29｜31｜＝112
WAS｜27｜27｜44｜30｜＝128