前回大会惜しくも決勝で敗れていたドマンタス・サボニス…今年のスキルズチャレンジを制す

　3月8日（現地時間7日）、ジョージア州アトランタのステイトファーム・アリーナにて『NBAオールスター2021』が開催。今年は新型コロナウイルス（COVID-19）の影響によりイベントが小規模で行われ、例年とは異なりスキルズチャレンジはオールスターゲーム前に行われた。

　ドリブル、パス、シュートの総合的な能力を競うスキルズチャレンジには、ロバート・コビントン（ポートランド・トレイルブレイザーズ）、ルカ・ドンチッチ（ダラス・マーベリックス）、クリス・ポール（フェニックス・サンズ）、ジュリアス・ランドル（ニューヨーク・ニックス）、ドマンタス・サボニス（インディアナ・ペイサーズ）、ニコラ・ブーチェビッチ（オーランド・マジック）というメンバーが参戦した。

　リーグ屈指の実力者がそろう中、そのスキルでトップへと駆け上がったのは、前回大会で惜しくも決勝で敗退したサボニスだった。ランドルとの1回戦、ネットへのパスを1回で成功させるとそのままリードを得て初戦を突破。続く2回戦ではドンチッチと対戦したが、この戦いでもサボニスはノーミスでパスを決めて3ポイントシュートをヒット。非常に安定したパフォーマンスで決勝戦へと進出した。

　同じく最終戦へと駒を進めていたのはブーチェビッチ。コビントンとポールとの激戦を勝ち抜き、サボニスの前に立ちはだかると、両者はお互いにパスとレイアップをミスなく成功させる。すると最後の3ポイントはお互いになかなか決まらず、立て続けにシュートを落としていく。しかし4本目でショットを決めたサボニスが見事にスキルズチャレンジを制した。