3月8日(現地時間7日)、ジョージア州アトランタのステイトファーム・アリーナにて『NBAオールスター2021』が開催された。今年のオールスターでも昨年に続いて各クォーターで勝敗が決定するフォーマットを導入。また最終クォーターでは、第3クォーターまでの合計得点が高い方に『24』を加えた数字を『ファイナル・ターゲット・スコア』とし、その数字に先に到達したチームが今年の勝者となる。
最初の3クォーターすべてで勝利を収めたチーム・レブロンでは、イエローのジャージを身にまとったレブロン・ジェームズのリバースダンクや、ステフィン・カリーのノールックパスなどが序盤から輝いた。対してブルーのユニフォームのチーム・デュラントも、カイリー・アービングやジェームズ・ハーデンなどの3ポイントシュートなどで応戦。ディープスリーやアリウープダンクなど、オールスターらしい派手でアップテンポな試合が展開された。
しかし各選手が伸び伸びとプレーする中、特に目を引くスコアリングを披露していたのがチーム・レブロンのヤニス・アデトクンボ。前半からスラムダンクやトランジションでのレイアップ、3ポイントやアリウープダンクなど、誰よりも貪欲にオフェンスに貢献。最終的にチーム・デュラントに170ー150で勝利すると、彼は約19分の出場時間で35得点7リバウンド3アシストを記録。特に得点においては、フィールドゴール16本と3ポイント3本をまったくミスすることなくすべて決めている。
こうして文句なしのパフォーマンスで、アデトクンボはコービー・ブライアントMVP賞を受賞。「(すべてのショットを決められて)嬉しいよ。チームメートが喜んでいることも僕にとっては嬉しい」と、コメント。初めてオールスターゲームに訪れた幼い息子を前に笑顔を浮かべていた。そのほかチーム・レブロンは、デイミアン・リラードが3ポイント8本を含む32得点、カリーが3ポイント8本を含む28得点4リバウンド4アシストをマークしている。
敗れたチーム・デュラントは、オールスター初スタメンのブラッドリー・ビールが26得点、アービングが24得点12アシスト、ジェイソン・テイタムが21得点7アシスト、ハーデンが21得点を記録した。