3月9日(現地時間8日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツは、デトロイト・ピストンズとの契約をバイアウトしてフリーエージェントとなったブレイク・グリフィンと契約を結んだことを発表した。
2011年に新人王を獲得し、オールスター選出6度、オールNBAチーム選出5度を誇るグリフィンは、206センチ113キロという屈強な肉体を持つベテラン。ネッツ加入により、ロサンゼルス・クリッパーズ時代に約7シーズンを共にプレーしてきたディアンドレ・ジョーダンと再びチームメートとなった。
今月16日に32歳を迎えるビッグマンに対して、プレーオフ進出候補の多くが獲得に関心を示していたなか、グリフィンの代理人がネッツと契約することを『ESPN』へ明かしたことでネッツ入りが確定。元オールスターは、ベテラン最低保証額で優勝候補の一角へと移籍することに。
ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングという3人のオールスターを擁するネッツは、シーズン前半戦を終えてイースタン・カンファレンス2位の24勝13敗。トップのフィラデルフィア・セブンティシクサーズとは0.5ゲーム差で、直近10戦で9勝1敗という好成績を残している。
ネッツのフロントコートにはジョーダン、ジェフ・グリーン、ニコラス・クラクストン、レジー・ペリーがいるものの、グリフィンはベンチスタートとして、スモールラインナップではセンターを務めることになるという。
9日に行なわれた会見で、ハーデンは新たなチームメートとなるグリフィンについてこう話している。
「彼は勝ちたがっている。もし多くのお金が欲しければ、デトロイトに残ることがベストだったけど、彼は勝利を欲し、意味のある出場時間をプレーする機会を求めていたんだ。もちろん、俺たちは彼がものすごくアスレティックで高い跳躍力を持っていることは知っている。けどここ数年は3ポイントがちょっとうまくなり、ボールハンドリングが大きく向上した。このチームにすごく貢献できるさ」。
ネッツのシーズン後半初戦は12日のボストン・セルティックス戦。ディフェンスでは身体を張り、オフェンスではハーデンやカイリー、デュラントが繰り出すパスから、フィニッシュを確実に決め切るグリフィンの姿を見ることができるか注目したい。