2021.03.12

オフシーズンに膝の手術を受けたポルジンギス「試合を重ねるごとに良くなっている」

今季膝の故障から復調を目指すポルジンギス[写真]=Getty Images
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パフォーマンスに手応えを感じるポルジンギス

 昨シーズンのプレーオフにて戦線離脱後、断裂した右膝の外側半月板の手術を行ったダラス・マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギス。開幕戦には出遅れたものの、1月14日(現地時間13日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ戦にて、16得点4リバウンドの活躍とともに今シーズン初出場を果たした。

 しかし、その後2月の終盤にかけて背中の張りのために3試合連続で欠場するなど、なかなかコンディションが優れないことが続いた。今シーズン平均20.5得点8.6リバウンドを記録し、マブスの主力選手の1人でもあるポルジンギスだが、現地メディアでは彼のトレードに関する噂が一時期浮上した。

 3月26日にはトレードデッドラインが控えている。しかしポルジンギスはここにきて自分自身が本来の状態を取り戻しつつあることをアピールしている。3月11日のサンアントニオ・スパーズ戦ではチームハイの28得点と14リバウンドを記録して勝利に貢献。マブス公式サイトをとおして、「今自分はまさしくここにいるという感じだ」とコメントし、「手術のあと、脚の状態は以前と同じような感覚ではなかった。でも今では試合を重ねるごとに良くなっている」と、手術した右膝の状態についても言及した。

 この試合ではジャンプシュートやクロスオーバーからのフィニッシュなど、221センチの長身を生かしたダイナミックかつ華麗なプレーを披露したポルジンギス。マブスのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は「彼の状態は良くなってきていると思う。今夜の活躍ぶりがまさしくその証拠だ。背中の張りから復帰してから、ここまで本来の状態を取り戻してきている」と、彼の復調に関して語った。

 ニューヨーク・ニックス時代に左膝前十字靭帯断裂を負ったあと、近年は故障によってなかなかその高いポテンシャルを十分に発揮できていないポルジンギス。健康状態を取り戻し、シーズン後半戦でのさらなる活躍に期待したい。

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