今季開幕前、延長契約を結ぶ資格を手にしていたジョン・コリンズは、アトランタ・ホークスと交渉していたものの、双方が提示した金額の差異が大きかったこともあり、合意に達することはなく、今季終了後に制限付きフリーエージェント(FA)となる。
23歳のビッグマンは、3月18日(現地時間17日、日付は以下同)終了時点で40試合に出場し、平均18.0得点7.8リバウンド1.4アシスト1.1ブロックを残し、トレイ・ヤングに次ぐチーム第2の男として活躍を続けている。
2月終了時点で、ホークスは14勝20敗と負け越していたのだが、ロイド・ピアース前HC(ヘッドコーチ)を解任し、アシスタントコーチのネイト・マクミランを暫定HCへ起用すると、ここまで6連勝と絶好調。
現在は20勝20敗と勝率5割まで巻き返しており、イースタン・カンファレンス6位まで浮上。4シーズンぶりのプレーオフ返り咲きに向けて、事態は好転している。
開幕当初、コリンズは高額契約を締結すべく、3月26日のトレードデッドラインまでに移籍するかもしれないと報じられていたのだが、ここにきて風向きが変わってきたと言っていい。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は自身のポッドキャスト「The Woj Pod」で「ジョン・コリンズ。私は彼がアトランタを離れることはありそうもないと見ている。ネイト・マクミランがヘッドコーチになってから、あのチームは6勝0敗だ。彼らはジョン・コリンズの未来を見つけ出したと思う」とコメント。
おそらくホークスは、今季終了後にコリンズと総額9000万ドル(約98億1000万円)前後の大型契約を結ぶ方向で動くことになるという。
今季は平均14.3リバウンドを記録するクリント・カペラが入ったことで、平均リバウンド数が昨季の10.1本から7.8本までダウンしているとはいえ、センターもこなせるビッグマンの存在は貴重。
今後コリンズがホークスのプレーオフ進出を後押しできれば、念願の高額契約を手にすることができるのではないだろうか。