2021.03.21

2枚看板を欠く中、シクサーズがキングスに完勝してイーストトップの座を堅持

ゲームハイの29得点をマークしたハリス[写真]=Getty Images
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 3月21日(現地時間20日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズはサクラメント・キングスをホームに迎え、129-105で快勝を収めた。

 この日はジョエル・エンビード(左膝の骨挫傷)、ベン・シモンズ(左膝の痛み)というオールスターデュオに加えてセス・カリー(左足首)をも欠いていたものの、キングスに一度もリードを許さずに勝利。今季戦績を29勝13敗とし、イースタン・カンファレンス首位の座を堅持した。

「今夜は彼がプレーと姿勢の両面で、チームの雰囲気を作ってくれたよ。彼のプレーは驚異的だったね」。

 試合後、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が語った“彼”とはトバイアス・ハリスのこと。シクサーズの得点源を務めるフォワードは、前半だけで23得点を奪うなどゲームハイの29得点に11リバウンド8アシスト2スティールと、トリプルダブル級のパフォーマンスでシクサーズをけん引。

 さらにシェイク・ミルトンが28得点、ダニー・グリーンが18得点3スティール、トニー・ブラッドリーが14得点8リバウンド、ドワイト・ハワードが10得点13リバウンド、マティス・サイブルが8得点7リバウンドと続いた。

 殊勲の働きを見せたハリスはチームの充実ぶりに自信をのぞかせている。

「人々に僕らはあの2人がいないと勝てないと信じ込まれていると、僕はムキになるんだ。だってこのグループにはすばらしいタレントがいるんだから。それに僕らがチームとして一丸となったらどれだけすごいことになるのかも知っている。僕らにはカルチャーとシステムがある。それを信頼して、求められていることをこなしたら、僕らはすごいチームになるのさ」。

 敗れたキングスではバディ・ヒールドが25得点5リバウンド、ディアロン・フォックスが16得点6アシスト、ハリソン・バーンズが12得点7リバウンド5アシスト、タイリース・ハリバートンが11得点、リショーン・ホームズが10得点を残すも、シクサーズのオフェンスを止め切れずに黒星を喫した。

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