3月23日(現地時間22日、日付は以下同)。Gリーグは2020-21シーズンのMVP(最優秀選手)と新人王にポール・リードが選ばれたことを発表した。
リードは昨年のNBAドラフト2巡目全体58位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズから指名された206センチ95キロのフォワード。昨年11月28日にシクサーズと2ウェイ契約を結び、NBAではここまで7試合に出場して平均9.1分3.1得点1.7リバウンドを記録。
今季の主戦場となったシクサーズ傘下のGリーグチーム、デラウェア・ブルーコーツでは15試合に出場。平均22.3得点11.9リバウンド2.3アシスト2.0スティール1.8ブロックとオールラウンドな成績に加え、フィールドゴール58.8パーセント、3ポイント44.4パーセントを残した。
規定数に到達した選手のうち、ポールは得点とリバウンドでリーグ3位、スティールでは3位タイに入り、ダブルダブルの回数でリーグトップの12回をマーク。リードがけん引したブルーコーツは、開幕7連勝を含む10勝5敗を残し、第4シードでプレーオフへ進出。
そのプレーオフでは3月9日にオースティン・スパーズ(サンアントニオ・スパーズ傘下)、10日にラプターズ905(トロント・ラプターズ傘下)を下し、12日にレイクランド・マジック(オーランド・マジック傘下)とのファイナルへ臨んだものの、78-97で敗退していた。
GリーグでMVPと新人王をダブル受賞したのはリードが3人目。02-03シーズンのデビン・ブラウン(元ニューオーリンズ・ホーネッツほか)、14-15シーズンのティム・フレイジャー(現無所属)以来の快挙となった。