2021.03.26

バークリーがハーデンを称賛「マイケルとコービーは彼のように3ポイントを打てなかった」

今季途中ネッツへと移籍し、悲願の優勝を目指すハーデン[写真]=Getty Images
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「彼は私が今まで見てきた選手の中でも、もっとも驚くべきオフェンシブなプレーヤー」

 NBAの長い歴史において、「シューティングガード」というポジションで偉大な選手は一体誰かと議論が起きた際、まずはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の名前が挙がることだろう。そしてそれに続いて、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)やドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、ジェリー・ウェスト(元レイカーズ)やアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)などの選手も候補に挙げられるに違いない。

 現役選手となるとブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンがその1人かもしれない。ステップバックを必殺技にこれまで得点を量産し、3回の得点王に加えて2018年にはシーズンMVPを受賞。アシスト王に輝いた経験もあり、オールNBAファーストチームには6回選出されている。そのハーデンについて、NBAレジェンドのチャールズ・バークリー(元フェニックス・サンズほか)が以下のような興味深いコメントをしている。『FOX NEWS』が報じている。

「ハーデンは私が今まで見てきた選手の中でも、もっとも驚くべきオフェンシブなプレーヤー。いいかい、マイケルとコービーは『ガード』という観点からして多くの選手よりも優れている。だがオフェンスだけに限れば、マイケルとコービーは彼のように3ポイントを打つことはできなかった。ドリブルにおいても、バスケットへのアタックも、ファウルのもらい方も彼ほどではない。ハーデンという男は、常にバスケットへと向かい、誰かと接触すればフリースローを2本得られる」

 バークリーはハーデンについて、「オフェンスだけに限れば」と述べたうえで、ジョーダンとコービーよりも優れていると述べた。確かにスモールボール全盛の現代で活躍するハーデンは、3ポイントという大きな武器を持つ。またクロスオーバーなどのドリブルでディフェンスを翻弄することもできて、ファウルも誘うことができる。「彼は称賛に値する選手だ。『オフェンス・マシーン』なんだ」ともバークリーはつづっており、オフェンス力なら歴代屈指の実力者であることを確信しているのだろう。

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