カリーの影響力についてシャックが語る

　現代バスケットにおいて、まぎれもなく絶大な影響力を誇っているゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー。数年前から”ディープスリー”をコンスタントに決めるようになったのはカリーであり、現在ではそれがリーグのスコアラーたちの標準的な武器になるなど、バスケットへの影響力は計り知れない。

　3ポイント全盛の時代に変革をもたらしたカリーだが、NBAレジェンドであるシャキール・オニール（元ロサンゼルス・レイカーズほか／以下シャック）は、カリーのバスケットや子供たちへの影響力を語っている。『Fade Away World』が報じている。

「ステフィン・カリーはバスケットに変革をもたらしている。インターネットを見ていると、多くの子供たちがドリブルをして離れた位置からショットを放っている姿を目にする。彼はそうやって影響力を持ち、可能性を子供たちに与えているんだ」とシャックはコメント。「ステフはおそらくもっとも影響力のある選手だろう。サイズのない選手にとって彼は大きな存在だ。身長の低いガードの選手、たとえば子供たちは、ああいった私には到底できないプレーに挑戦しているんだ。良いことだと思うよ」と、カリーを評価している。

　カリーは身長が191センチと決してリーグではサイズがあるとはいえない。だが3ポイントとハンドリングを極めたことでスーパースターという地位を確立し、今では多くの子供たちの憧れの的になっている。「リーグに来て間もないころの彼を、私はかつて嫌っていた。だがそれは間違いであることが証明され、今では私のベストプレーヤーだ」とシャックが語るように、ここまでカリーが披露したパフォーマンスが、あらゆる考えや常識を覆したことは間違いない。

　今シーズン、驚異的なプレーでウォリアーズを率いているカリーは、1試合平均31.2得点5.5リバウンド5.7アシスト1.2スティールとMVP級の成績をマーク。依然として高いレベルを維持しているカリーは、今後も人々を魅了して子供たちに勇気を与えてくれるはずだ。