2021.05.07

ウィザーズがラプターズとの延長戦に勝利…ウェストブルックがトリプルダブルを記録

ウェストブルックが今シーズン34回目のトリプルダブルを達成(写真は5月6日のバックス戦)[写真]=Getty Images
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 5月7日(現地時間6日)、ワシントン・ウィザーズはアウェーでトロント・ラプターズと対戦。この日は八村塁渡邊雄太による日本人対決が期待されたが、八村は体調不良、渡邊も右足首の痛みで欠場した。

 前半、ウイザーズはラプターズにリードを許す展開になる。第1クォーターはハウル・ネトブラッドリー・ビールの3ポイントで得点を重ねるも、31-33と2点のリードを許す展開。続く第2クォーターではインサイドとアウトサイドともにショットを決められて点差を離され、51-60と9点ビハインドを背負うことになった。

 だがウィザーズは後半からビハインドを埋めていく。第3クォーター、ラッセル・ウェストブルックが得点やアシストでオフェンスをけん引すれば、この日好調のネトもこの12分間で11得点をマーク。スコアを82-86にすると、最終クォーターでは総力戦でラプターズに挑んだ。

 接戦となった試合終盤では、ビールが2本のフリースローを成功し、ウィザーズは3点のリードを獲得。しかし最後のポゼッションでラプターズに3ポイントを決められると115-115と同点になり、試合は延長戦へと突入した。

 運命のオーバータイムで先にリードしたのはウィザーズだった。ビールやロビン・ロペス、ウェストブルックらが得点すると、ウィザーズはこの5分間で終始リードを維持。延長戦残り5.7秒には1点差まで詰め寄られたが、その後逃げ切ったウィザーズが131-129で勝利している。

 勝利したウィザーズはビールが28得点5リバウンド5アシスト、ネトがキャリアハイとなる25得点を記録した。また、ウェストブルックは13得点17リバウンド17アシストをマークし、今季34回目のトリプルダブルを達成。オスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)が保持する通算181回のトリプルダブル歴代記録に並ぶまで、あと1回に迫った。


■試合結果
ワシントン 131-129 トロント・ラプターズ
WAS|31|20|31|33|16|=131
TOR|33|27|26|29|14|=129

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