「ただ追い求めていることは勝利したいということなんだ」
5月17日(現地時間16日)、NBAはレギュラーシーズンが終了し、ポストシーズンに向けて上位10チームが西と東の各カンファレンスから決定した。今季は7位から10位までのチームがプレーオフ進出をかけてプレーイン・トーナメントに参戦するが、そこにニューオーリンズ・ペリカンズが名を連ねることはなかった。
今シーズン、ザイオン・ウィリアムソンやブランドン・イングラムなど、注目の若手選手を中心としたペリカンズは戦績31勝41敗を記録。最終的に西の11位にランクインし、10位でプレーイン・トーナメントに進出したサンアントニオ・スパーズとは僅か2.0ゲーム差だった。
こうして2020-21シーズンに幕を閉じたペリカンズだが、今季キャリア2年目でありながら平均27.0得点7.2リバウンド3.7アシストを記録したザイオンは、すでにオフシーズンのトレーニングにフォーカスしている。左手の親指の骨折でシーズン終盤に戦線離脱してしまったが、来季に向けてより一層勝利を追い求めていることを、『Fade Away World』をとおして以下のように語っている。
「結局のところ、僕とブランドンがお互いに共有している目標というのは、ただ勝利するということなんだ。このオフシーズン、僕とブランドンは一緒に時間を過ごすことになるだろうね。今の僕らには何が必要なのかを話し合い、そしてともに練習に励んでいきたい。重ねて言うけれど、ただ追い求めていることは勝利したいということなんだ。僕らはトレーニングに打ち込んでいかなければならない」
ザイオンが言及したイングラムはペリカンズのもう1人のスター選手であり、今シーズンは平均23.8得点4.9リバウンド4.9アシストをマーク。昨季はMIP(シーズンでもっとも成長を遂げた選手に送られる賞)を受賞しており、ザイオンと並んで今後ペリカンズというフランチャイズを背負っていくことが期待される選手だ。今シーズンは残念な結果になったものの、ザイオンはイングラムとともにワークアウトに励んでいくに違いない。