2021.05.23

今夏制限付きFAとなるラウリー・マルッカネン、現地メディアが報じた移籍先候補とは?

ブルズで4シーズン目を終えたマルッカネン[写真]=Getty Images
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 ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)体制で迎えた今季、シカゴ・ブルズはイースタン・カンファレンス11位の31勝41敗に終わり、4シーズン連続でプレーオフ進出を逃した。

 ロースターにはザック・ラヴィーン、ニコラ・ブーチェビッチというオールスターデュオがおり、その周囲にはコービー・ホワイトサディアス・ヤングパトリック・ウィリアムズにラウリー・マルッカネンといった選手たちがおり、来季こそプレーオフ返り咲きを狙っていることだろう。

 そのブルズは今季終了後、マルッカネンが制限付きフリーエージェント(FA)になるほか、ダニエル・タイスやギャレット・テンプル、デンゼル・バレンタインらが制限なしFAとなる。

 なかでも注目されているのがマルッカネンの去就。キャリア4シーズン目を終えた213センチのスコアラーは、今季フィールドゴール48.0パーセント、3ポイント40.2パーセントと、いずれも自己最高の成功率を残した。

 だが平均25.8分13.6得点5.3リバウンドはいずれも自己最少で、4月以降のプレータイムは平均22.0分未満と、出番が着実に減少していた。

 地元メディア『The Chicago Sun-Times』は、5月23日(現地時間22日)に情報源から得たものとして、ジョー・コウリー記者がマルッカネンの移籍先候補としてダラス・マーベリックスと記している。

「彼が個人的に到着したがっている場所、それはガードのルカ・ドンチッチ、ビッグマンのクリスタプス・ポルジンギスがいるマーベリックスだ。あのチームにはこのオフシーズンにキャップスペースがある。でもそうする場合、マルッカネンとポルジンギスが共存するにはスキルがあまりにも似ているのかもしれない」。

 スロベニア出身のドンチッチ、ラトビア出身のポルジンギス、そしてフィンランド出身のマルッカネンがそろえば、マブスでインターナショナルトリオが形成されることとなる。

 だがもしマルッカネンと高額契約を結んだ場合、ポルジンギスとマルッカネンがアウトサイドで待機あるいは互いに攻め立てるにせよ、役割が似通ってしまう点が気がかり。スコアラーとして安価で契約できるならまだしも、高額契約がマストとなれば、マブスは手を引くことになるだろう。

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