2021.05.26

MIP賞を受賞したニックスのランドル「球団関係者には感謝してもしきれない」

MIPに輝いたランドルは、キャリア7年目にしてプレーオフ進出を果たした[写真]=Getty Images
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今シーズンは得点とアシストでキャリアハイを記録

 5月26日(現地時間25日)、NBAは2020-21シーズンの最優秀躍進選手賞(MIP賞)にジュリアス・ランドル(ニューヨーク・ニックス)が選ばれたことを発表した。

 先日発表されたMIP賞の最終候補に選出されていたのは、ランドル、ジェレミー・グラント(デトロイト・ピストンズ)、マイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)3人。そのなかでもランドルは合計493ポイント(1位票は合計98ポイント)を獲得し、140ポイントのグラントと138ポイントのポーターJr.と大差をつけ、今シーズンもっとも成長した選手としてその栄冠に輝いた。

 ケンタッキー大学出身のランドルは、2014年NBAドラフトで全体7位指名でロサンゼルス・レイカーズに入団。4シーズン在籍した後、2018年にニューオーリンズ・ペリカンズへと移籍すると1シーズンのみプレーし、2019年に現在のニックスと契約した。今季のランドルはニックスの2012-13シーズン以来となるプレーオフ進出に貢献しており、また個人としてもキャリア7年目にして大舞台でのプレーを経験することになった。

 もともと優れたフィジカルと運動能力を持っていたランドルだが、レイカーズ時代から状況判断が課題とされ、肉体任せの強引なドライブからターンオーバーを犯す場面がたびたびあった。しかし今季は新たなに就任したトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)のもとで、オールラウンダーへと覚醒。平均24.1得点10.2リバウンド6.0アシストと、得点とアシストはキャリアハイを達成した。冷静な状況判断で味方のショットをアシストし、またオフのハードワークの成果もあって、3ポイントシュートの成功率も41.1パーセントとこちらもキャリアハイを記録している。

『ESPN』によれば、ランドルはMIP賞を受賞したことについて、「これはチームで成し遂げたことだと思う。ニックスという組織に関わるあらゆるすべての関係者には、感謝してもしきれない」と、コメント。「チームメートたちも僕を信じてここまで多くを託してくれた」とし、「僕の家族、妻、息子、そして僕がコートに立っている時もそうじゃない時も、最高の自分でいられるように手助けしてくれた皆に感謝します」と、チームメートや家族へ感謝の気持ちをつづっている。

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