2021.06.08

八村がウェストブルックの存在について「身近にいるのがうれしい」

今季の八村(左)はメンターであるウェストブルック(右)から数々の助言を得て、大きく成長を遂げた[写真]=Getty Images
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「リーダーシップやバスケへの思い、ワークアウトのやり方とか体のケアも、いろいろなことを学ぶことができた」

 2020-21シーズン、NBAキャリア2年目を迎えたワシントン・ウィザーズの八村塁は攻守両面で大きく成長を遂げ、チームにとって欠かせない主力の1人となった。またウィザーズにとって3シーズンぶりとなるプレーオフにおいても、2度の20得点オーバーやクラッチショットを含む大活躍をしてみせた。

 今シーズン八村がこれだけの飛躍を遂げられた理由の1つとして、スター選手であるラッセル・ウェストブルックの存在が挙げられるだろう。八村はウェストブルックとはコート内外関係なくコミュニケーションを取っていることを明かしており、プロフェッショナルとして、いかに競技に打ち込んでいくのかを学んでいると語っていた。

 プレー面に加えてメンタリティの部分でも成長し続ける八村だが、今季終了後にメンターといえるウェストブルックについてのインタビューに応じた。まずは「シーズン通してウェストブルックは自身にどんなインパクトを与えてくれたか」という質問に対して、以下のように答えている。

「彼のリーダーシップやバスケへの思い、ワークアウトのやり方とか、体のケアもそうですし、いろいろなことを学ぶことができたなと思います。そういう人が身近にいるというのが僕もうれしいですし、そういういいところをどんどん取り入れていって、僕もそういう選手になれたらいいなと思います」

 またウェストブルックがレギュラーシーズン中に、オスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)の通算トリプルダブル記録を抜いたことに関しては、「すごいと思います。“トリプルダブル”を1回やるということ自体がすごいことなので、それを毎日、毎試合のようにやっているというのは考えられないです」とし、「そのエナジーもすごい必要になると思うので、毎試合できるというのはすごいことだと思います」と、感銘を受けている様子だった。

 今シーズンはレギュラーシーズンのみならず、キャリア初のプレーオフという大舞台でさらなる飛躍をみせてくれた八村。その活躍の裏には偉大な“先輩”であるウェストブルックがいたことは間違いない。「そういう選手と一緒にプレーできるのはうれしいですし、これからもいろいろと学んでいけたらなと思います」と、八村はコメントしており、ウェストブルックとともに来シーズンもきっと輝きを放ってくれることだろう。

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