2021.06.17

最大26点差から大逆転勝利したホークスのヤング「何点差だろうと関係なく戦い続けた」

ヤング(右)はゲームハイの39得点をたたき出した[写真]=Getty Images
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 6月17日(現地時間16日、日付は以下同)に行なわれたフィラデルフィア・セブンティシクサーズとアトランタ・ホークスによるイースタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦。

 シクサーズはホームで快調に飛ばし、前半で最大26点リード。前半終了時点でも22点差をつけ、第3クォーター残り2分10秒の時点でも24点もリードし、一時は99.7パーセントの確率で勝利するというデータが出ていた。

 だがシクサーズは第4クォーターを19-40でホークスに圧倒され、最終スコアはアウェーのホークスが109-106の大逆転勝利。2015年以来初となるカンファレンス・ファイナル進出に王手をかけた。

  

 この試合でゲームハイの39得点に7アシスト3スティールと殊勲の働きを見せたトレイ・ヤングは「何点差だろうと関係なく、僕らは戦い続けた。このチームのことを誇りに思うよ。僕らは互いに自信を持っているんだ」と勝利を喜んだ。

 ホークスではヤングのほか、ジョン・コリンズが19得点11リバウンド2ブロック、ダニーロ・ガリナーリが16得点8リバウンド、ルー・ウィリアムズが15得点3アシストをマーク。

 前半に26点差という大差をつけられたホークスだったが、そこから逆転することに対してヤングは「ものすごく難しいわけじゃない」と切り出し、こう続けていた。

「このチームにはショットを決め切り、3ポイントを決めてオフェンスに火をつけることができる選手が何人もいる。それに本当に素早く点を取ることができるんだ。出だしにオープンショットをいくつも落としてしまったとは思う。だからホーム(第6戦)ではもっと入るといいね」。

 一方、第4戦(18点リード)に続いて2戦連続で大逆転負けを喫したシクサーズでは、ジョエル・エンビードが37得点13リバウンド5アシスト2スティール4ブロック、セス・カリーが7本の3ポイント成功を含む36得点に7リバウンド2スティールを残すも、2ケタ得点を残したのはこの2選手のみ。

 シモンズは相手の‟ハック作戦”に陥り、フリースロー14投中成功わずか4本の計8得点に9アシスト、トバイアス・ハリスもフィールドゴール11投中成功わずか2本の計4得点と失速。

 特に後半でフィールドゴールを成功させたのはエンビードとカリーのみ。そして3点ビハインドで迎えた試合残り10.9秒にはエンビードがフリースローを2本ともミスしてしまい、自ら逆転のチャンスを逃してしまった。

 ホークスが3勝2敗と王手をかけたこのシリーズは、19日にホークスのホームで第6戦が行なわれる。シクサーズがホームに戻るためには次戦を制する以外に道がない。

 ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が「我々は第7戦でここに戻ってくる。私はそれを信じている」と語っていたものの、シクサーズは2試合連続で大量リードから逆転負けを喫しているだけに、この窮地から抜け出すことができるのか注目していきたい。

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