好調トレイ・ヤングを15得点に封じたバックスがホークスに完勝、東決勝は1勝1敗に

イースト決勝第2戦はバックスが完勝[写真]=Getty Images

 6月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行なわれたイースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦は、ホームのミルウォーキー・バックスが一度もリードを許さず、125-91でアトランタ・ホークスに完勝。

「前の試合で、彼はペイントでフローターやそれに近いレイアップをたくさん決めてきた。だから僕らは試合の出だしからそれをさせないようにしたんだ。それに今夜の彼はフリースローラインへあまりいけなかったね。僕らにとってはそれも大きな勝因になったと思う」。

 バックスのドリュー・ホリデーが試合後に語った彼とはもちろん、ホークスのエースを務めるトレイ・ヤング。第1戦で48得点11アシストの大活躍で勝利を手にした若きスターに対し、バックスは前半だけで8ターンオーバーを誘発するなど試合全体で15得点3アシスト9ターンオーバーに抑え込んでみせた。

 クリス・ミドルトンはヤングへのアグレッシブなディフェンスについてこう語っている。

「そこが第1戦から第2戦における大きなカギになった。第1戦で、相手はコート上のどこでも行きたいスポットへと行っていた。トレイはペイントへ侵入し、ロブパスを放り上げたり、皆を絡めてプレーしていたんだ。でも今夜は彼らが快適にプレーできないように仕向けたのさ」。

  

 バックスはこの試合、最大41点差をつける圧勝。ホークスのフィールドゴールを41.5パーセント(34/82)、3ポイントをわずか25.0パーセント(9/36)へとシャットアウトし、ペイントエリアにおける得点では62-30と大差をつけた。

 そして攻めてはヤニス・アデトクンボが試合序盤に積極果敢にアタック。特に第1クォーター残り約8分に見せた一連のプレーは圧巻だった。スピンムーブでソロモン・ヒルを抜いてワンハンドダンクへ持ち込むと見せかけて鮮やかなフィンガーロールへと切り替え、クリント・カペラのブロックを交わして決めたのである。

 そのアデトクンボはゲームハイの25得点9リバウンドに6アシスト2スティール、ホリデーが22得点7アシスト、ブルック・ロペスが16得点3スティール、ミドルトンが15得点7リバウンド8アシストをマーク。

「僕らは何をすべきか分かっている。この試合をモノにするんだと皆が理解していたんだ。試合の最初のポゼッションから、僕らはそれをやり切ったということ」とアデトクンボは語り、初戦のリベンジを見事に果たした。

 一方のホークスでは、ヤングがフィールドゴール16投中成功わずか6本、フリースローも3本しか放てずにプレーオフ最少得点。「相手がアグレッシブにきた時に(レフェリーたちが)吹いてくれないと、今夜のようなことが起きてしまうんだ」と敗戦を悔やんだ。

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