2021.07.10

東京五輪に挑むデュラント「コービーから学んだことをコートで…」

レイカーズで20年プレーしたコービー(左)とサンダー時代のデュラント(右)[写真]=Getty Images
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コービー・ブライアントは僕らにとって偉大な人物であり、かつて子供だった僕たちは彼を観て育った」

 今シーズン、アキレス腱断裂から復帰したケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は、レギュラーシーズンこそハムストリングの故障に苦しんだものの、プレーオフ期間中は平均34.3得点9.3リバウンド4.4アシスト1.5スティール1.6ブロックという驚異的な数字を記録。見事な復活を果たすと、今夏は『東京オリンピック2020』への参戦を表明し、男子アメリカ代表の一員として大会4連覇を目指してトレーニングに励んでいる。

 ロンドンオリンピック(2012年)とリオデジャネイロオリンピック(2016年)に続いて、個人としては3度目の金メダル獲得も目指しているデュラント。『FadeAway World』によれば、今大会への意気込みを語るにあたって、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントの存在について言及したそうだ。

コービー・ブライアントは僕らにとって偉大な人物であり、かつて子どもだった僕たちは彼を観て育った。彼が現役でプレーしていた時から、すでに僕らには彼のDNAが刻み込まれていた。試合やトレーニングに関するあらゆる知識を僕たちに授けてくれたよ」と、コメント。「彼とはもう一緒にいることはできない。けれど僕たちは情熱とエナジーを持って毎試合挑んでいくことで、彼から学んだことをコート上で体現し、そして称えていきたいと思っている」と、語った。

 20年におよぶキャリアで数々の偉業を成し遂げたコービーだが、北京オリンピック(2008年)とロンドンオリンピックにおいても攻守で絶大な存在感を放ち、金メダル獲得に大きく貢献していた。また晩年や引退後は現役選手に様々なアドバイスを送るなど、多くの選手たちにとってメンターと呼べる存在だった。デュラントもコービーの影響を受けてここまで活躍してきたスーパースターだが、このオリンピックをコービーに捧げる重要な大会として捉えているようだ。

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