2021.07.20

「今の俺たちにはコートの両エンドで築き上げたアイデンティティがある」とデュラント

デュラントが自身3個目のオリンピック金メダルを獲得すべく、東京オリンピックに挑む[写真]=Getty Images
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 7月23日に開幕する東京オリンピックを前に、アメリカ代表はエキシビジョンゲームを4試合行ない、2勝2敗でフィニッシュ。ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)にとって、アメリカ代表の一員としてプレーした試合で39戦無敗だったものの、ナイジェリア代表とオーストラリア代表に敗れたことで、黒星を2つも喫してしまった。

 だがこの結果を変えることはできないため、デュラントのアメリカ代表における不敗神話はオリンピック本戦を前に崩壊。それでも、2度のオリンピック金メダルを保持するスーパースターは19日(現地時間18日、日付は以下同)のスペイン戦終了後にこう話していた。

「エナジーが(これまでの試合よりも)良かったと思う。ディフェンスで自分たちのゲームプランを遂行できた。このディフェンスがオフェンスへとつながるんだ。これまで練習してきた時間が俺たちを助けてくれたのさ」。

 アメリカ代表は、アルゼンチン代表とスペイン代表に勝利。今大会でも得点源として大きな期待が寄せられているデュラントは「いいプレーができたことが重要なんだ。それがこのチームにいくつか流れを持ち込んでくれるからね。最後の2週間は試合もあったけど、連日練習することができた。それ(エキシビジョンゲーム)でさえ練習の時間だったのさ」と口にしており、本戦に向けてこう意気込んでいた。

「今の俺たちには(オフェンスとディフェンスという)コートの両エンドで築き上げたアイデンティティがある。それを東京へ持ち込むことができる」。

 アメリカ代表の下馬評は決して高くはないものの、NBA選手で固めた豪華なロースターで臨むこのチームのゴールはもちろん大会4連覇。金メダルを獲得すべく、自信をつけたNBA軍団がコート上で魅せるパフォーマンスはやはり必見だ。

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