ロサンゼルス・クリッパーズは昨季、カワイ・レナード、ポール・ジョージという2枚看板を中心とした布陣でフランチャイズ史上初となるカンファレンス・ファイナル進出を果たした。
だがレナードが右膝を痛めて戦線離脱となり、フェニックス・サンズの前に2勝4敗で敗れてシーズンを終えた。とはいえ、頂上決戦まであと2勝にまで迫ったウェスタン・カンファレンス屈指のチームは、今季も充実した戦力で迎えることができそうだ。
クリッパーズは、東京オリンピックでフランス代表の主力として活躍するニコラ・バトゥームと再契約することに合意しており、レジー・ジャクソンとも2年2200万ドル(約24億2000万円)で引き留めにも成功。そしてジャスティス・ウィンズロウというウイングディフェンダーをロースターへ加えることに合意。
さらに、8月7日(現地時間6日)にはプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となったレナードが、クリッパーズとの再契約を決断したと『ESPN』が報道。
7月中旬、レナードは右膝の前十字靭帯部分断裂の修復手術を行ない、成功したことをクリッパーズ側が発表しており、今年中の復帰は絶望的。復帰は早くても来年で、今季はシーズン全休の可能性もある。
それでも、クリッパーズとしてはレナードとジョージを契約下に置くことができ、昨季プレーオフで貴重な活躍を見せたジャクソン、潤滑油として機能したバトゥームをキープし、レナードの代役としてウィンズロウというオールラウンダーも手にしたことで、今季もウェスト上位に入ることが十分見込める戦力をそろえたと言っていいだろう。