2021.08.09

見事に五輪4連覇を達成したアメリカのテイタム「僕らは完璧ではなかった」

アメリカ代表の一員として金メダル獲得を喜ぶテイタム[写真]=Getty Images
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金メダル獲得までの歩みを語るテイタム

 8月7日、東京オリンピック バスケットボール男子の決勝戦が行われ、アメリカ代表はフランス代表と対戦。試合を通して弱点とされるインサイドを徹底的に攻められるなど、苦戦する場面もあった。しかしチームディフェンスからオフェンスへとつなげるとリズムをつかみ、終盤は決して逆転されることなく、最終的に87-82で勝利。見事にオリンピック4連覇という偉業を達成した。

 エキシビションゲームではナイジェリアとオーストラリアに破れ、予選ラウンドでもフランスに敗戦するなど、当初は金メダル獲得が不安視されたアメリカ。しかし黒星を喫しながらも、その後はチームとして結束していったことをジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が優勝後のインタビューで明かしている。

「自分たちを引き締めるうえでも、(最初にナイジェリアに破れたことは)大きな出来事だった。金メダルへの道のりは険しくなるだろうとわかっていたし、僕らは完璧な状態でもなかった」と、振り返るテイタム。予選ラウンドでのフランス戦での敗北についても、「あまり気にしないようにしていた。まだ僕らにはチャンスがあったわけだしね」と、つづる。

 またテイタムは「(予選ラウンド後は)残りの試合すべてに勝たなければならなかった。でもその後はより一層チームの結束力を高めることができたよ」と語る。「そういった強い気持ちやケミストリー構築こそが、僕らが必要としていたことだったんだ」と、敗北から立て直していったことについて言及した。

 予選ラウンドを2勝1敗で通過したアメリカは、決勝トーナメントでスペインとオーストラリアと激突。両チームともにメダル獲得が期待された強豪だったが、いずれも95-81、97-78で勝利。そして最後はフランスとの決勝を制して、頂点に輝いた。アメリカにとって今大会は波乱の幕開けとなったものの、大会を通して見事な戦いぶりを披露してくれた。

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