2021.08.15

ウィザーズGMが八村の起用法について言及「塁の役割は変わらない」

NBAでの3年目のシーズンも変わらずスターターでの出場が期待される八村[写真]=Getty Images
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 8月14日、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズがトミー・シェパード ジェネラルマネージャーの記者会見の動画をチームのSNSで公開した。

 ウィザーズは大型トレードやドラフトなどで、新たな選手を8人獲得し、プレーオフに進出した昨シーズンから大きく陣容を変化させている。

 シェパードGMは「(将来)殿堂入りするであろうラッセル(・ウェストブルック)を手放したが、ウイングとガードのポジションに柔軟性ができた」とコメントすると、その後は新加入組についての話題へ。

 今回の新戦力の中でも注目を集めるスペンサー・ディンウィディーについては「スペンサーは(2019-20シーズンに)1試合に20得点、6アシスト以上を記録した。得点力があるのでブラッドリー(・ビール)に対する負担が減る。パス力も素晴らしく、ディフェンスもフィジカルにやる選手なので、ブラッドと良いコンビネーションが組めると思っている」と語り、かなり期待値も高いようだ。

 また、日本のファンが気になる八村の起用法については「塁の役割は変わらないと思う。彼は1年目からスターターを務めている」とコメント。カイル・クーズマモントレズ・ハレルなど、実績のあるポジションがかぶった選手が加入したが、変わらずスタメンでの出場が期待される。

 一方で今シーズン2年目を迎えるデニ・アブディヤについては「昨シーズンはスターターとして持ち味のプレーメイク力を活かすことができなかったが、(今シーズンは)セカンドユニットの一員として活かせるようになるだろう」と言及。世界最高峰のリーグでスターターを務め続けるのは、やはり簡単なことではないことが分かる。

 さらにシェパードGMは「昨シーズン、足りていなかった層を厚くすることもできた。当然ラッセルがいなくなるのは痛い、彼はこの球団にものすごいインパクトをもたらした。でも私はこのチームの今後がすごく楽しみだ。平均年齢も下がった。その一方でプレーオフ経験は増えた。プレーオフをたくさん経験している選手、優勝経験のある選手を獲得できたことは大きいと思っている」とオフシーズンの自身の仕事を総括した。

 NBAでの3シーズン目を迎える八村が、新生ウィザーズでどれだけ存在感を増していけるのか、今シーズンも目が離せない。

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