2021.08.19

ホームチームであるニックスへ入団したケンバ「僕は誰かに信じてもらう必要があった」

ニックスの入団会見に登場したケンバ[写真]=Getty Images
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 8月18日(現地時間17日、日付は以下同)。ニューヨーク・ニックスはホームアリーナのマディソン・スクエア・ガーデンにて、新加入のケンバ・ウォーカーエバン・フォーニエの入団会見を行なった。

 昨季、ニックスは就任1シーズン目となったトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)、オールスターのジュリアス・ランドルを中心とした布陣でイースタン・カンファレンス4位の41勝31敗を残し、8シーズンぶりのプレーオフ進出。

 ファーストラウンドでトレイ・ヤング率いるアトランタ・ホークスの前に1勝4敗で敗れたものの、今夏はランドルと超高額な延長契約を結んだほか、デリック・ローズナーレンズ・ノエルタージ・ギブソンと再契約を結び、ケンバとフォーニエという即戦力を獲得。これにより、ニックスは戦力アップに成功したと見ていいだろう。

 特にニューヨ―クで生まれ育ち、高校時代まで過ごしてきたケンバは、昨季終了後にボストン・セルティックスからオクラホマシティ・サンダーへトレードされ、バイアウトの末にホームチームへ帰還することに。

「彼ら(ニックスのファン)なら知っている。この街が僕のことを高めてくれたんだ。僕はこの街のためにプレーするんだと、彼らなら分かっているさ」とケンバは言う。

 通算4度のオールスター選出を誇るスコアリングガードは、ここ2シーズンをセルティックスでプレーしてきたものの、膝のケガに悩まされたこともあり、不完全燃焼に終わっていた。昨季開幕前にトレード要員にされたことで、チーム側との信頼関係も悪化していただけに、ホームチームでプレーすることに興奮を隠せなかった。

「本当に刺激を受けているし、僕のことを信頼してくれる人たちと共にすることができて超ワクワクしている。それこそ、僕が必要としていたことなんだ。僕は誰かに信じてもらう必要があった。彼らがそうしてくれたことに感謝している」。

 今季のニックスはケンバにローズという元オールスターポイントガードを2人も擁し、フォーニエという堅実なスコアラーも加入。ランドル、RJ・バレットの周囲に実力者が加わったことで、プレーオフ1回戦突破、さらにその上を目指していくこととなる。

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