インハイ出場
開志国際キャプテンの
『俺のバッシュ』

今夏のフリーエージェント(FA)戦線で、ロサンゼルス・レイカーズは2シーズンぶりの王者へと返り咲くべく、大型補強を断行した。
レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというリーグ最高級のデュオの周囲にトレードでラッセル・ウェストブルック、FAでカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ウェイン・エリントン、トレバー・アリーザ、ケント・ベイズモアを獲得し、契約下にいるマルク・ガソルと合わせてリーグきってのベテラン軍団へと変貌。
テイレン・ホルトン・タッカーと再契約を結び、ケンドリック・ナンとマリーク・モンクという若手こそいるものの、レギュラーシーズンとプレーオフという長丁場を戦い切れるのか、という疑問の声が上がっていたのも事実。
カーメロはレイカーズの入団会見にて「俺たちはそのことを気にしちゃいない。関係ないね。自分たちの物語を作っていく」と口にしており、さらに「バスケットボールをどうやってプレーすべきか知らなきゃいけないし、経験がないといけない。その点、俺たちはそれをコートへ持ち込むことができる。このチームにはタレントとスキルだけでなく、経験もあるということ」と話していた。
そして8月19日(現地時間18日)にYouTubeへ公開されたポッドキャスト番組「Straight From the Hart」に出演したウェストブルックも、ベテランぞろいのロースターについて聞かれて「このチームにはいい経験を積んできたベテランがそろっているんだ。(相手の)若いヤツらなんてぶちのめしてやるさ」と、周囲の否定的な声を蹴散らしていた。
ウェストブルックが語ったように、レイカーズは並みのベテランではなく、リーグ最高級の経験を持つベテランを擁している。4度の優勝経験を筆頭に現役最高の実績を持つレブロン、歴代有数のスコアラーのカーメロ、最優秀守備選手賞に3度も輝いた経歴を誇るハワード、NBAとFIBAワールドカップで優勝したガソルと、この経験値はリーグでもトップレベルと言えるだろう。
もちろん、今季のレイカーズがどんな結末を迎えるのかは、開幕してみなければ分からない。それでも、レブロン、デイビス、ウェストブルックというスーパースターが3人もそろった布陣は豪華極まりないだけに、勝っても負けても注目を浴び続けるに違いない。