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8月25日。去就が注目されていたポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、自身のインスタライブでファンから「ポートランドから出ていってしまうのか」と聞かれ、自身の言葉で「俺はPDX(ポートランド)から出たりはしない。少なくとも今はね」と切り返し、ファンを安心させていた。
リラード率いるブレイザーズは、8シーズン連続でプレーオフに出場するも、ここ2シーズンはいずれもファーストラウンド敗退。昨季はジャマール・マレーがケガのため離脱したデンバー・ナゲッツの前に6戦で敗れたことで、テリー・ストッツ前HC(ヘッドコーチ)を解任。
チームは新たにチャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)を指揮官に招へいし、今夏にはノーマン・パウエルと再契約を結んだほか、コディ・ゼラー、トニー・スネル、ベン・マクレモアをロースターに加えた。
ロースターにはリラードだけでなく、CJ・マッカラムやユスフ・ヌルキッチ、ロバート・コビントン、デリック・ジョーンズJr.といった選手たちがおり、プレーオフへと進むことは十分可能な戦力を有していると言っていい。
ただ、ロサンゼルス・レイカーズやロサンゼルス・クリッパーズ、フェニックス・サンズにユタ・ジャズといったウェスタン・カンファレンス上位の戦力を誇る強豪チームと比較すると戦力差があることは否めず、優勝候補に推すことはできないというのが大方の見解である。
そのため、今夏アメリカ代表として東京オリンピックに出場して金メダルを獲得した31歳のオールスターガードには「トレードを要求しているのでは?」「レイカーズ加入を望んでいるのか?」といったウワサが流れていた。
だがブレイザーズ一筋10シーズン目を迎える男は、8月26日(現地時間25日)にYouTubeへ公開された『Complex News』とのインタビューで昨季のプレーオフを終えてからの心境をこう口にしていた。
「俺たちはデンバーに負けた。彼らは健康体ではなかったのにね。俺はこの敗戦にイライラしていた。そこで自分たちはもっと良くなっていかないと感じたんだ。いつも言っているように、俺はポートランドでプレーしていたい。ポートランドで勝ちたいし、それは今でも変わらない。だからこそ、俺たちは向上していかなきゃいけない。自分たち自身で本当のチャンスを手にする必要がある。俺たちはファーストラウンドで終わるわけにはいかないんだ」。
尊敬するビラップス指揮官の下、リラード率いるブレイザーズはどんなチームへと進化していくのか。激戦必至のウェストを勝ち上がるためには現状維持では衰退となってもおかしくないことから、リラードは「俺は前に進む必要がある。それにこれまでとは違うことをやる、それが自分のすべきことなんだと思う」と危機感を募らせている。
もっとも、リラードが「ポートランドを出たい」「トレードしてくれ」と公の場で発言したことはない。「俺はそんな決断をしてはいないし、俺がそんなこと言ったかい? 俺はポートランドでチャンピオンシップを勝ち取りたい。この思いは今でも俺の中にあるということだ」とチームへの忠誠を誓っていた。
はたして、指揮官を代え、ロースターをマイナーチェンジしたブレイザーズはどこへ向かうのか。チームの核は間違いなくリラードなだけに、この男を中心とした布陣でどこまで勝ち進むことができるのか、注目していきたい。
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