2021.09.08

レナードがドレイクのミュージックビデオに出演…ダンスの腕前はいかほど?

カワイ・レナードがドレイクのMVに出演[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 先日、ロサンゼルス・クリッパーズと4年1億7630万ドル(約195億円)の再契約にサインしたカワイ・レナード。オフの動向には大きな注目が集まったが、最終的には残留を選択し、ロサンゼルスの地でタイトルを目指す決意をしたようだ。

 NBA以外ではあまり話題の多くないレナード。しかし最近、ラッパーのドレイクがリリースした“Way 2 Sexy”のミュージックビデオにレナードがゲスト出演し、その意外性が大きな話題となった。

 ナイキとのコラボレーションでも知られるカナダ出身のラッパーは先週、6枚目のアルバム『Certified Lover Boy』をリリース。リリース当日はNBA選手たちがこぞってSNS上でドレイクの新譜発表に歓喜していたことは記憶に新しく、Spotifyでは24時間で1億5300万回再生という同サービスの新記録を打ち立て、暫定ながらApple Musicでも“2021年に最も再生されたアーティスト”と“2021年に最も再生されたアルバム”に君臨しているという。

 “Way 2 Sexy”は『Certified Lover Boy』に収録された一曲で、NBAのコートサイドおよび選手たちのプレイリストでお馴染み、フューチャー、ヤング・サグという豪華ラッパーを客演に迎えている。

 レナードが出演するのは、あたり一面が砂漠に囲まれた不毛な砂丘のシーンで、クリッパーズの背番号2は全身真っ白な衣装に身を包み、ドレイク、フューチャー、ヤング・サグの横でぎこちないダンスを披露。そして、最後はラッパー陣から指を刺されてレナードがクローズアップされるも、同選手は何を要求されているかわからない様子で、戸惑いの表情を見せている。違和感のあるキャスティングとブレない“レナードらしさ”にツイッターのコメント欄は大喜利状態となり、ミームの素材になるのはほぼ間違いないだろう。

 ドレイクはトロント・ラプターズのグローバルアンバサダーであり、2019年に球団が悲願の優勝を成し遂げた際にはレナードを引き止めるべく、同選手に向けてリリックを綴ったことも。しかし、その説得も虚しく、レナードはオフシーズンにクリッパーズを新天地に選ぶわけだが、FAの最中、レナードはドレイクの自宅でポール・ジョージと話し合いの場を設け、クリッパーズ移籍を決断したと言われている。(※パーティーなどの催しではなく、ドレイクは2人の話し合いのために自宅を提供)
 
 ただし、今回のミュージックビデオ出演は、レナードとドレイクが今なお友人関係であることの証明となった。もしかすると、今オフ最大のトピックは選手の移籍や契約延長ではなく、“レナードのダンス”になるかもしれない。

 文=Meiji

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