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9月10日(現地時間9日、日付は以下同)。『USA TODAY』へクリス・ポール(フェニックス・サンズ)のインタビューが掲載された。
キャリア16シーズン目となった昨季、36歳の大ベテランはサンズ加入1シーズン目で自身初のNBAファイナル進出を果たし、悲願のNBAチャンピオンまであと2勝に迫る充実のシーズンを送っていた。
すると今季契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となった司令塔は、4年1億2000万ドル(約130億8000万円)の超高額契約で残留が決定。ただ、この契約で保障されているのは7500万ドル(約81億7500万円)だという。
今夏の決断について、ポールは「簡単な決断だった。バスケットボールの面だけでなく、(ロサンゼルスに住んでいる)家族とも近いし、フェニックスはファミリーでもある。また戻ってくることができてうれしいね」と語っている。
サンズはデビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトン、ジェイ・クラウダー、ミケル・ブリッジズにポールという昨季のスターターが全員残っており、キャメロン・ペイン、キャメロン・ジョンソン、フランク・カミンスキー、アブドゥル・ネイダーもキープすることに成功。
さらにジャベール・マギー、ランドリー・シャメット、エルフリッド・ペイトンをロースターへ加えており、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)の下、充実の布陣で今季を迎えることができる。
「今僕が楽しみにしていること、それは日々のアプローチなんだ。シーズンをスタートせずに、またNBAファイナルへ自動的に戻ることができることなんてない。また新たなプロセスをふんでいくこと、僕はそれが楽しみでね。昨シーズン、僕はこれまで(プレーオフで)たどり着いたことがない位置まで達することができた。僕たちは今、新たなチームとして一丸となってこの旅路を歩むんだ」。
ポールはインタビューでそう口にしており、2シーズン連続のウェスタン・カンファレンス制覇、そしてフランチャイズ史上初優勝に向けて長いシーズンを戦い抜いていくことを誓っていた。
ウェストはロサンゼルス・レイカーズが超豪華ベテラン軍団と化したほか、ユタ・ジャズやデンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズといった強豪チームが複数いるものの、昨季プレーオフを勝ち上がった主力が多く残るサンズの動向にも注目していきたい。