2022.04.22
2021-22シーズン開幕まで約2週間に迫った10月6日(現地時間5日、日付は以下同)。今季でキャリア4年目を迎えるフェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンの延長契約に向けた話が滞っていると『ESPN』が報じた。
18年ドラフト全体1位でサンズから指名されたエイトンは、211センチ113キロのセンター。昨季は平均14.4得点10.5リバウンド1.4アシスト1.2ブロックにフィールドゴール成功率62.6パーセントを残し、NBAファイナル進出にも貢献。
23歳のビッグマンはこれまでのキャリア3シーズン全てにおいて、得点とリバウンドで平均ダブルダブルをクリア。恵まれたサイズと機動力を誇っており、フリースロー成功率もキャリア全体で75.6パーセントという好数字を残している。
エイトンは5年1億7250万ドル(約191億4750万円)、さらには今季条件を満たせば5年で最大2億700万ドル(約229億7700万円)というマックス額の延長契約を結ぶことができる資格があるのだが、10月19日の期限までにサンズと延長契約を締結できるかどうかは微妙だという。
サンズは今夏、クリス・ポールと巨額の再契約を結んでいるのだが、09-10シーズンにロバート・サーバーがオーナーになってからはラグジュアリー・タックス(贅沢税)を払っておらず、すでにこのチームにはポールとデビン・ブッカーという2人のマックス額の契約選手がいる。
その一方で、今夏デンバー・ナゲッツはニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーに続いてマイケル・ポーターJr.ともマックス額の延長契約を締結しており、チャンピオンシップ獲得を狙うのであればサンズがエイトンをキープすることは当然と見ることもできる。
だが、サンズがもしこのままエイトンと延長契約を結ばなければ、来夏に制限付きフリーエージェント(FA)となる。今季フランチャイズ史上初の優勝を成し遂げる保障はないものの、同時に来夏エイトンへの超高額オファーへ確実にマッチできるかどうかも微妙だけに、金額を妥協して延長契約を締結するのか、それで両者が納得できるのかは気になるところだ。
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