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10月19日(現地時間18日、日付は以下同)。翌20日のゴールデンステイト・ウォリアーズとのレギュラーシーズン開幕戦を前に、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが会見に応じた。
12月30日に37歳を迎える大ベテランは「俺はケガのことを考えてプレーしたりはしない。それに出場時間が短いと、もっと嫌な気分になるのさ」と口にし、ベンチからではなくコートに立ってプレーし、チームメートたちを引っ張っていくことを明言。
昨季レブロンは平均25.0得点7.7リバウンド7.8アシストを残し、オールスターとオールNBAセカンドチームに選ばれた。キャリア18シーズン目ながら、依然としてリーグ屈指の実力者であることを証明している。
だが右足首を痛めたことで3月下旬以降に26試合の欠場を余儀なくされ、平均33.4分というプレータイムはキャリア最少だった。東京オリンピック出場を辞退し、コンディションの回復とワークアウトに費やしたオフシーズンについてレブロンはこう話す。
「しばらく時間がかかった。夏に入って最初の2か月間はあまりバスケットボールに関することをしなかったからね。俺にとっては珍しいことだったんだ。なぜかって、俺の足首が思うように反応しなかったからなんだ」。
その後、レブロンは自身の足首が本来の反応を取り戻してから「いつもトレーニングをしていた」と話しており、「鋭い痛みを感じなくなってから、以前のしなやかさが戻ってきた。その時、フロアに戻れると分かったのさ」と明かしている。
フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「実際、彼が何かしらの理由で(ベンチに)長くいすぎてしまうと(身体が)冷めてしまう。彼にとっては(コートへ)戻る方がいいんだ」と話しており、レイカーズはレブロンを平均34~36分プレーさせる方針だという。
レイカーズは今夏の補強でラッセル・ウェストブルックを筆頭にカーメロ・アンソニーやトレバー・アリーザ、ドワイト・ハワードといった数多くの新戦力を加えており、レブロンはリーグ最高級の豪華戦力となったチームについてこう語っている。
「チャンピオンシップを勝ち取る機会にやる気がみなぎっている。俺はそのためにゲームをプレーしているからね。それが最も偉大なことで、短縮された表現になる。チャンピオンシップを勝ち取るためにシーズンに臨むんだ」。
フランチャイズ史上17度の優勝回数を誇るレイカーズは、ボストン・セルティックスと並んでNBA史上最多タイ。もし今季、レイカーズが王座を獲得できれば単独首位に躍り出ることとなる。
そしてレブロンにとっては5度目の優勝となるのだが、プレシーズンゲームはここまで6戦全敗。レブロン、アンソニー・デイビス、ウェストブルックがそろって出場した試合でも勝利を手にしていないのだが、レブロンはこれから進む旅路を「全てにおいて、あの瞬間をまた掴むためにどうすればいいのかを模索していくんだ。真剣にね。それが今でもモチベーションの1つであり、いつだってその感覚を手に入れようとトライしている」と前向きに捉えている。
ベテラン軍団の絶対的なリーダーとして今季に臨むレブロン。その一挙手一投足に注目していきたい。
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