2021.10.26

「ステフだと思う」とウォリアーズ指揮官が明かしたトンプソンへの粋な計らいとは?

12月末から来年1月に復帰予定のトンプソン(中央)[写真]=Getty Images
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 10月22日(現地時間21日、日付は以下同)。NBAの75周年記念チームに選ばれた計76選手が発表され、ゴールデンステイト・ウォリアーズからはステフィン・カリーが選ばれた。

 だがこのリストに自身の名前が入らなかったことに、クレイ・トンプソンはショックを隠し切れず、インスタグラムで連日投稿するなど納得していなかった。

 すると24日のチーム練習を前に、トンプソンのロッカーには77番のジャージーがかけられていたとドレイモンド・グリーンがSNSへ投稿。ウェイトルーム近くにもかけられており、本来の背番号11から77へ変わっていたという。

 これは76選手のリストに入らなかったトンプソンを称えるもので、「77番目は君だ」というリスペクトが込められていたのだろう。

 これにはトンプソンも「77!」「オールタイムのベストプレーヤーじゃないか!」と興奮。カリーも「新しいジャージーを手にしたんだね!」と笑みを見せていた。

「最初はどういうことなのか分からなかったね。で、誰かが説明してくれたんだ。それで私も『これはすごくいい。面白いね』と思ったのさ」とスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も納得した様子。

 そして「全てのことに対してユーモアを持つべきなのさ。彼のチームメートたちは笑いと共にやってのけたのさ。クレイは複数回のチャンピオンとオールスターになり、歴代でもベストな3ポイントシューターの1人。すでに競争的ではあるけど、これが彼をますます競争的にしてくれるかもね」と口にしていた。

 では、トンプソンを励まし、さらなるモチベーションを与えたのはいったい誰なのか? 指揮官は「ステフだと思う。でも確証はできない。あくまで私の推測だがね」と話していた。

 12月末から来年1月上旬にかけてコートへ復帰する見込みのトンプソンに向けて、おそらくカリー、あるいは「お前はトップ50だ!」とトンプソンをフォローしたグリーンが粋な計らいをしたのだろう。

 開幕3連勝と好調なウォリアーズにとって、この男が戦列復帰することはプラスでしかないだけに、今後の戦いぶりにも注目していきたい。

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