2021.10.27

レブロン欠場で大暴れを見せたラスが「いつもと違う経験になった」と語ったワケとは?

スパーズ戦で大暴れを見せたウェストブルック[写真]=Getty Images
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 10月27日(現地時間26日)。ロサンゼルス・レイカーズは敵地AT&Tセンターに乗り込み、サンアントニオ・スパーズとの一戦に臨んだ。

 だがこの日レイカーズはリーダーのレブロン・ジェームズが右足首を痛めたことで欠場となり、マリーク・モンクがスターターに入ることとなった。

 試合はレイカーズがADことアンソニー・デイビスラッセル・ウェストブルック、スパーズではデジャンテ・マレーやヤコブ・ポートル、ロニー・ウォーカー4世がそれぞれ引っ張り、両チームは同点8回、リードチェンジ24回という激戦に。

 延長にもつれたこの試合は、残り1分31秒にスパーズが同点に追いつくも、デイビスのティップショット、ウェストブルックのドライブでレイカーズが抜け出し、最終スコア125-121で2連勝を飾った。

 勝利を収めたレイカーズでは、デイビスがいずれもゲームハイとなる35得点17リバウンド4ブロックに4アシスト、ウェストブルックが33得点10リバウンド8アシスト3スティール、4本の3ポイントを決めたモンクが17得点3アシストをマークしている。

「(レブロンが欠場のため)俺たちはチームメートたちをより良くしていく責任を持って臨んだ。今夜はADがすごく良かったと思う。終始アグレッシブになってすばらしい仕事をしてくれたよ。バスケット付近でうまく持ち込んでくれた。今夜の俺たちにとって彼の存在はすごく大きかった」とウェストブルック。

 今夏に5チーム間の大型トレードでウェストブルックを獲得したレイカーズ。フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「あの動きがどれだけすごいことだったかを示す試合になったね」と切り出し、こう話していた。

「昨シーズン、我々はレブロンとADを長期間欠いてしまった。そのため、レギュラーシーズンをとおして(チームとしての勢いを)持続することができず、プレーオフを勝ち上がることができなかった。でもラスのような男を獲得したことで、そのうち1人を欠いても今夜のようにもう1人の男が爆発してチームを引っ張ってくれる」。

 レイカーズとしてはアウェーゲームだったのだが、ウェストブルックのハッスルプレーからアリウープへつなげたシーンや3ポイントを決めたプレー、延長で豪快なダンクをたたき込んだ際には会場からどよめきと共に大歓声が鳴り響いた。

 これにはウェストブルックも「俺はこれまでロード(アウェー)で応援されたことはなかった。だからいつもとは違う経験になった」と本人も驚く光景だったようだ。

 レイカーズは翌28日にもオクラホマシティ・サンダー戦が控えているのだが、30日のクリーブランド・キャバリアーズ戦からはホーム4連戦という日程となっている。

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