2021.10.30

今季好調のブルズに打撃、先発PFのパトリック・ウィリアムズが左手首の負傷で戦線離脱

ウィリアムズ(中央)が長期離脱に[写真]=Getty Images
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 10月30日(現地時間29日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズはパトリック・ウィリアムズが靭帯損傷となった左手首の修復手術を受けることになると発表した。

 ブルズで先発パワーフォワード(PF)を務めるウィリアムズは、29日に行なわれたニューヨーク・ニックス戦でミッチェル・ロビンソンが左手首に乗っかってしまったことで月状骨周囲脱臼を起こしていた。

 チームが発表したのは4か月から6か月間の離脱で、『ESPN』によると、ウィリアムズはレギュラーシーズン中の復帰は絶望的とのこと。

 キャリア2年目のフォワードは、5試合を終えて平均25.0分6.6得点2.2リバウンドを残しており、ブルズは開幕5戦で4勝1敗と好スタートを切っていただけに、貴重な若手選手を失ってしまった。

 ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)は30日の練習後に「チャレンジになるだろう。それは疑いようのないこと。我々はあのポジション(PF)はちょっとばかり小さいんだ。でも複数のポジションをガードでき、強さとサイズを活かしてポストアップできるパトリックのような男を失うと、間違いなく困ったことになる」とコメント。

 フロントコートで共にプレーするニコラ・ブーチェビッチは「彼は夏をとおしてたくさん練習してきた。彼のゲームや身体を磨いてきたんだ。かなり長い期間を離れるのだから辛いよ」と切り出し、こう続けていた。

「特に若い選手だから、彼らはプレーしたいものさ。チームの中で自分自身を見つけたいし、リーグで1人の選手として確立したいものだ。だから(長期離脱は)すごく難しいことなんだ。僕らは彼のことをサポートしていく。彼はこのチームの重要な一員で、未来でもあるからね」。

 20歳のウィリアムズは、来年4月中旬まで続くレギュラーシーズンを全休する可能性が高い。もしブルズが今季、プレーオフへ進むことができれば、その期間中に復帰できるかもしれないが、まずはケガから回復することにフォーカスしてほしいところだ。

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