2021.11.05

ニューヨーク市の新市長がワクチン接種の義務化を再検討? アービングの出場にも影響

ワクチン未接種のためチームから離脱しているアービング[写真]=Getty Images
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 新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否したため、チーム練習と試合に参加できていないカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)。本拠地を置くニューヨーク市がワクチン接種を義務化していることが主たる要因とされているが、来年1月から着任する新市長が義務化を再検討する考えのようだ。

 現地メディア『New York Post』によると、先日行われたニューヨーク市長選挙に勝利し、来年1月1日から新市長となるエリック・アダムスが「ワクチン接種の義務化を再考する必要があります」とコメント。来年1月以降の制度変更を示唆した。

 現在ニューヨークでは、プロアスリートが屋内アリーナでプレーするにはワクチンの接種証明書提出が義務化されている。未接種のアービングは、ホームゲーム41試合とニューヨーク・ニックスとのアウェー戦2試合でプレーできない状況下にある。

 そのため、ネッツのショーン・マークスゼネラルマネジャーは、「(アービングが)完全に参加できる資格を得られるまで、このチームの一員として練習したり、試合へ出場したりしないことに決めた」と発表。11月5日現在までチームから離れている。

 だが、新市長がワクチン接種についての考えを変え、義務を科さないというルールに変更すればアービングは「完全に参加できる資格」を得ることとなり、練習・試合へ復帰できるようになる。

 ネッツは現在5勝3敗でイースタン・カンファレンス5位に位置している。悲願のNBA制覇へ向けて、背番号11の力は是が非でも欲しいところだが、試合へ出場できるかは新市長の意向次第だ。

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