2021.12.11

ウォリアーズのスティーブ・カーHCがアメリカ代表の次期ヘッドコーチに就任へ

カーHCがポポヴィッチ前HCの後任に[写真]=Getty Images
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 12月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)がアメリカ代表の次期HCに選ばれたと『ESPN』が報じた。

 同メディアによると、カーHCはグレッグ・ポポヴィッチ前HC(サンアントニオ・スパーズ)の後任として、2023年のFIBAワールドカップ、翌24年のパリ・オリンピックで同代表の指揮を執ることになるという。

 カーHCはポポヴィッチ前HCの下でアシスタントコーチ(AC)を務めた経験があり、今夏の東京オリンピックで金メダルを獲得した実績がある。また、新生アメリカ代表のコーチングスタッフには、フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズHC、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC、ゴンザガ大学のマーク・フューHCが入ることになるようだ。

 主にポイントガードとして、カーHCは現役時代にクリーブランド・キャバリアーズやシカゴ・ブルズ、スパーズなどで計15シーズンをプレー。910試合(うち先発は30試合)の出場でキャリア平均17.8分6.0得点1.2リバウンド1.8アシストを記録。ブルズの1990年代後期3連覇(96~98年)、スパーズで2度(99、03年)の計5度のNBAチャンピオンとなったほか、97年にはオールスターの3ポイントコンテスト優勝、3ポイント成功率で2度(89-90、94-95)もリーグトップに立ち、通算3ポイント成功率45.4パーセントでNBA歴代トップを誇る。

 14-15シーズンから指揮官へ就任したウォリアーズでは、15年から19年にかけて5年連続のNBAファイナル進出と3度の優勝(15、17、18年)を経験し、15-16シーズンにはNBA歴代最多となる73勝9敗をマークし、最優秀コーチ賞に輝いた。

 ウォリアーズは一昨季リーグワーストの15勝50敗に終わり、昨季はプレーイン・トーナメントで2連敗を喫し、2シーズン連続でプレーオフ進出を逃がしたものの、今季はここまでリーグトップの21勝4敗と、すばらしい戦績を残している。

 USAバスケットボールによる公式な発表は近日中に行なわれる予定。カーHCを中心としたアメリカ代表が、どんなチームになっていくのかは興味深い。

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