2021.12.30

約2カ月半ぶりにチーム練習へ復帰したネッツのカイリー・アービング「本当に最高さ」

カイリーがチーム練習へ復帰[写真]=Getty Images
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 12月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツが31日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に向けてチーム練習を行なった。

 現在2連勝中のネッツは、ここ7戦で見ても6勝1敗と好調を堅持。さらに新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルに入っていたケビン・デュラントラマーカス・オルドリッジがチームに復帰したことで戦力増強。

 そしてこの日、デュラント、ジェームズ・ハーデンと共にビッグ3を形成するカイリー・アービングが、プレシーズン期間以来としては初となるチーム練習へ参加した。

 今季開幕を前に、ネッツはニューヨーク州の試合で新型コロナのワクチン未接種の選手はプレーできないことから、カイリーはホームゲームとニューヨーク・ニックス戦へ出場できず、実質レギュラーシーズンの半分以上の試合をプレーできないため、チームと帯同しないことを発表。

 その後、選手たちの賛同も得てチームへ合流し、練習と一部のアウェイゲームのみ出場することが発表されたものの、チームの複数の選手たちが同プロトコル入りしたことで、カイリー自身も10日間の隔離を余儀なくされていた。

 10月14日以来、約2カ月半ぶりに公の場へ姿を現したカイリーは「彼らの決断は理解したし、僕はそれを尊重した」と記者たちの前で話し、「(練習で)皆とまた一緒にできて、なんだかすごく久しぶりだと感じた。ほんの3か月くらいなのにね。昨日の夜、そのこと(練習に戻れること)について考えていたら、なかなか眠れなかった」と口にしていた。

 依然としてワクチン未接種のため、カイリーはホームゲームとニックス戦、そしてトロント・ラプターズ戦ではプレーできない。そのため、31日から始まるホーム3連戦は欠場となることから、今季デビュー戦は最短で1月6日のインディアナ・ペイサーズ戦あるいは13日のシカゴ・ブルズ戦となる。

 カイリーは「(ワクチン未接種による)重大さは知っていた。でも僕はこの状況について全く想像できていなかったんだ。シーズンを迎えるにあたって、僕はフルタイムのチームメートとしてコートへ出て皆と楽しんでいけると思っていた。でも残念ながらそうはならなかった。何かが起こるには必ず理由がある。今、僕らはここにいる。それがすごくうれしい」と振り返る。

 ネッツにはデュラントとハーデンのほか、パティ・ミルズやオルドリッジ、ジョー・ハリス(ケガのため離脱中)といった選手たちがいるのだが、カイリーがリーグ有数の実力者なのは間違いない。

 昨季は平均26.9得点4.8リバウンド6.0アシスト1.4スティールを残したほか、フィールドゴール50.6パーセント、3ポイント40.2パーセント、フリースロー92.2パーセントという高い成功率を残しており、シュート力とプレーメーキング力は折り紙付き。

「ここに戻ってくることができて本当に最高さ」と語ったカイリーがラインナップに加わることで、ネッツはさらに手ごわいチームと化すに違いない。

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