2022.01.06

「いつも私の成功を願ってくれた」…永久欠番式典でファンに感謝したノビツキー

NBAではマブス一筋のキャリアを送ったノビツキー[写真]=Getty Images
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 6日(現地時間5日)、ダラス・マーベリックスはオールスター14回選出、2010-11シーズンファイナルMVPのレジェンド、ダーク・ノビツキーの永久欠番セレモニーを執り行った。

 ノビツキーは1998年のドラフトで9位指名を受け、ドイツから渡米。長らくマブスのエースとしてチームをけん引し、2010-11シーズンにはレブロン・ジェームズドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュらを擁したマイアミ・ヒートを下して球団に初優勝をもたらした。その後もチームに残り続け、2018-19シーズンを最後に引退。アメリカに渡っての21年間、マブス一筋でプレーし続けた。

 式典でマイクを持ったノビツキーは、二人三脚でチームを支えてきたオーナーであるマーク・キューバンへ感謝の言葉を贈った。「彼はいつも僕を信じ、コートの内外で支えてくれた。彼はとても競争心が強く、私たちは良い関係を結ぶことができたよ」

 マブスは2009-10シーズンにプレーオフへ進出するものの、一回戦で敗退。フリーエージェントとなったノビツキーは別の球団へ行くことも可能だったが、最後はマブスとの契約延長を決め、次のシーズンで優勝を果たした。

「フリーエージェントだった私があなた(キューバン)の家に行ったことはずっと覚えている。もう2年延長することにして、結局その1年目で優勝することができたんだ。なあマーク。私や、私の家族のためにしてくれたことすべてに感謝しているよ」

 また、「とても大切な、信じられないほど重要な柱を忘れていた」と話したノビツキー。「その柱は、僕がここへ来たときいつも温かく迎えてくれた。いつも私の成功を願ってくれた。いつも私の背中を押してくれ、頑張る力を与えてくれ、やる気を起こさせてくれた。その柱とは、あなた、つまりファンです」

 式典後にはゴールデンステイト・ウォリアーズ戦が行われ、マブスは99-82で見事勝利。片足のフェイダウェイを武器に球団へ大きな功績を残したビッグマンの永久欠番を、勝利で祝福した。

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