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1月6日(現地時間5日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦で今季初出場を飾った。
新型コロナウイルスのワクチン未接種ということもあり、カイリーは今季開幕からチームと帯同せず、無期限の離脱となっていたのだが、昨年末にチーム側がアウェイゲームのみ出場する方針を示し、コンディション調整を続けていったことで、昨年6月14日のカンファレンス・セミファイナル第4戦以来のコート復帰となった。
試合はランス・スティーブンソンが第1クォーターだけで20得点を奪う爆発もあり、ペイサーズが前半を終えて13点をリード。ネッツは第3クォーター残り約1分半の時点でも15点ビハインドを背負う展開に。
だがそこからネッツが8連続得点で7点差まで詰めてこのクォーターを終えた。カイリーはそこでショートジャンパー、ブザービーターとなるプルアップジャンパーを突き刺して存在感を放つ。
するとネッツは第4クォーターにベンチ陣の活躍などで逆転に成功。そこからカイリーもジャンパーを何度もねじ込み、終わってみればフィールドゴール成功率52.9パーセント(9/17)、フリースロー4本全て成功の計22得点に3リバウンド4アシスト3スティールと、見事な活躍で129-121の勝利に大きく貢献。
「皆と今夜一緒にいることができてものすごく感謝している。コートへ出て僕らが大好きなことを楽しんでできた」とカイリーは試合後に語り、さらに「前半はよくなかったから、ロッカールームで話し合ったんだ。シーズンの終わりに向けてアイデンティティーを構築するためにやらなきゃいけないと理解していた。今このチームはそれを始めていかなきゃいけない」と気を引き締めた。
この先、カイリーは全てのアウェイゲームに出場できるわけではなく、今後もホームゲームには出場できない。それでも、この試合でゲームハイの39得点を奪ったケビン・デュラントは「彼がいてくれて最高だった。ロッカールームで彼がいなくて寂しかったんだ。彼のゲームはすごく美しいもので、皆の仕事を楽にしてくれる」と復帰を大歓迎。
ジェームズ・ハーデンも「スペシャルなこと。まるでシーズン中もずっとプレーしている感じだった。いつも通り快適に、彼のペース、リズムでプレーしているように見えた。それがカイリーってやつなのさ」とスコアリングガードのプレーを絶賛していた。
ネッツは8日のミルウォーキー・バックス戦、10日のサンアントニオ・スパーズ戦がホームゲームのため、カイリーにとっての次戦は11日に敵地で行なわれるポートランド・トレイルブレイザーズ戦となる。
だがカイリーならば、チームメートたちとの練習や個人のワークアウトでコンディションを整えて、万全の状態で臨むことができるだろう。
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