2022.01.07

快進撃の続くブルズ…デローザンはチームについて「目標はチャンピオンシップだ」

1試合平均得点が26.9点(7日時点)と、高水準のオフェンスを見せるデローザン(右)[写真]=Getty Images
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 現在、昨年の12月20日(現地時間19日)のロサンゼルス・レイカーズ戦から8連勝を記録しているシカゴ・ブルズ。先日、エースのデマー・デローザンが2戦連続でのブザービーターを成功したことは記憶に新しく、波に乗っているチームの1つと言えるだろう。

 デローザンは米スポーツ放送局『ESPN』の番組にテレビ出演した際、ここ最近の快進撃について「このままではいけないなと思ったからさ」と語った。

 ブルズは今シーズン開始から怒涛の勢いで勝利を重ねていたものの、11月(9勝7敗)ではやや失速。同月の終盤には負けが込む場面も見られたが、12月に入るとしっかりと修正してきた。「『僕たちは毎晩コートに出て競争しなければならない』とチームメイトに話していたんだ」

 7日時点で25勝10敗で東地区首位に立つブルズだが、デローザンが望んでいるのはファイナルの舞台だ。「我々は毎晩コートに出て競争しなければならない。自分たちの力を削ぐつもりはないよ。誰とでも対戦できると思っているし、目標はチャンピオンシップだ」

 この調子が続けばプレーオフ進出はまず間違いないが、経験の差が如実に出るのがポストシーズンの恐ろしさ。ともにエースの一角を務めるザック・ラビーンはキャリアで1度もプレーオフで戦ったことがなく、ニコラ・ブーチェビッチも11年目で3度の出場と、経験豊富とは言い難い。

 また、地区の上位8チームは確定していないものの、昨シーズンの王者であるミルウォーキー・バックスやスター軍団のブルックリン・ネッツ、2019-20シーズンにファイナルまで進んだマイアミ・ヒートなどもプレーオフ進出は固いと見られ、東地区を突破するだけでも一苦労だ。

 昨シーズンは31勝41敗の地区11位で終わったブルズだが、2016-17シーズン以来となるプレーオフ、そして自身初のファイナル進出を成就させるため、デローザンは真価を問われることとなる。

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